レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20131224
- 登録日時
- 2016/12/08 13:29
- 更新日時
- 2016/12/20 10:41
- 管理番号
- 新県図-01338
- 質問
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解決
1938年(昭和13年)1月に起きた中魚沼郡中心の雪崩被害及び当時の気象状況について
- 回答
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当館所蔵資料を調査したところ、下記(1)~(3)の資料に雪崩の被害について、(4)の資料に当時の気象状況について記述がありました。
(1)『日本の雪害史』(日本積雪連合/編・発行 1981)
p76~78に昭和13年1月に新潟県内で起きた雪害が掲載されており、中魚沼郡内での雪崩についても記載があります。
(2)『十日町市史』通史編5 近・現代2(十日町市史編さん委員会/編 十日町市 1997)
p104「第五章 昭和恐慌から戦時体制へ 第七節 昭和九年凶作と旬街座の雪難 ニ 旬街座の雪難」に昭和13年1月の気象状況について、「この年の冬は九・十一年を超える大雪で、十二月三日の初雪が降り続いてそのまま根雪となり、暮れ近くなっての降雪も多くニ一〇センチメートルほどの積雪量に達していたという。」とあります。
(3)『津南町史』通史編 下巻(津南町史編さん委員会/編 津南町 1985)
p388「近代編 第3章社会変動と津南郷 三 災害とその克服」に「昭和11年豪雪でも相当の被害を出しているが、昭和十三年は芦ヶ崎 小学校(谷内)の最高積雪量が四八〇センチに達する(二月二十四日)というかつてない多雪年で、一月一日、正月映画を上映中の十日町旬街座の屋根が崩壊し、死者六九名、負傷者九二名を出す大惨事があった。(以下略)」
(4)『新潟県ニ於ケル雪害ニ関スル調査』昭和13年6月(新潟県/編・発行)
巻末p4~8に新潟県内各地の12月から4月までの月別平均気温、降水量と最深積雪の深さ、毎日積雪の累計、「自昭和十二年至昭和十三年今冬ニ於ケル霜雪ノ期日」が掲載されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 気象学 (451 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 新潟県
- 雪害
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000201435