レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20161208
- 登録日時
- 2016/12/08 13:27
- 更新日時
- 2016/12/20 10:40
- 管理番号
- 新県図-01337
- 質問
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解決
新潟県で戦後以降、災害が発端となって開催された競馬について
- 回答
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当館で所蔵する、競馬に関する資料、新潟県競馬組合を構成した長岡、三条、新潟、豊栄の市史等を確認したところ、下記(1)(2)の資料に記述がありました。
(1)『地方競馬史』第2巻(地方競馬全国協会/編・発行 1974)
p291~301「新潟地方競馬の変遷」に下記のとおり記述があります。
p294 競馬法の公布「終戦直前に戦災を受けた長岡市が、23年11月10日競馬法第1条第1項第1号(戦災都市)の指定を受けて、長岡市戦災復興三条競馬と銘打って、県営競馬に引き続いて開幕したら、(以下略)」
p298 新潟地方競馬の実施概況「昭和32年 新潟市が、30年の新潟大火による災害指定を受け開催権が年4回となる」「昭和34年 新潟市の災害指定の期限が延長さる。」「昭和41年 7月17日第10回新潟競馬前半終了後から下越地帯のいわゆる7月17日水害に遭い、後半3日間の競馬を中止し場内の一部を罹災者の収容所に提供した。また、第11回新潟競馬を、水害災害地救援競馬として収益金より750万円を拠出して被災市町村に対し見舞金を交付した。」「昭和42年 8月28日本県中下越地方を襲った集中豪雨(いわゆる8月28日水害)のため第5回新潟競馬(9月1日~6日)を取止め、一部被災者を競馬場に収容し、さらに水害後最初の新潟競馬を水害救援競馬とし収益金2,320万円を見舞い金として被災地市町村に交付した。」「昭和43年 昭和23年戦災都市の指定を受けた長岡市は、競馬法付則第7条に掲げる競馬施行権が3月31日で終了したため7月31日をもって競馬組合から脱退した。」
(2)『新潟競馬場50年史』(日本中央競馬会新潟競馬場 2016)
p150~158「新潟競馬場 略年表」内p157に(平成23年5月8日)「第11競争「新潟大賞典」競争を「被災地支援競争」と冠して施行」と記述があります。また、p123~124「震災による番組変更と被災地支援」にこれに関連した記述があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 相撲.拳闘.競馬 (788 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 新潟県
- 競馬
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000201432