レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2002年7月10日
- 登録日時
- 2005/08/19 15:00
- 更新日時
- 2006/01/09 17:51
- 管理番号
- 相橋-H17-003
- 質問
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解決
“綱差”という言葉の読み方と意味を知りたい。
- 回答
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綱差(つなさし)。将軍が鷹狩りに訪れた際、あらかじめ飼い馴らしておいたキジや小鳥などを放して奉仕する役目。
- 回答プロセス
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辞典類、江戸役職関係、歴史事典、民俗事典等を見るが記載なし。インターネットGoogle“綱差”で検索したところ、“鷹番という地名について(http://home3.highway.ne.jp/yoshiki/takagari.htm)”に目黒筋で川井権兵衛という人が綱差役だったと記載(2005/8/19確認)。また、“江戸と座敷鷹 鷹場制度2(http://www.0105.jp/~mizuki/takabaseido2.html)”というサイトでは参考文献とともに読み・意味など詳しく解説(2005/8/19確認)。これらの情報から鷹狩りの場所として目黒が有名であることと川井権兵衛という人が綱差役をしていたことが分かったので、東京都の歴史の資料にあたることにした。以下の資料に記載があった。
○291.36『江戸・東京 歴史の散歩道3 港区・品川区・大田区・目黒区(江戸・東京文庫3)』(街と暮らし社、2001)索引“川井権兵衛”よりP174“寿福寺・川井権兵衛の墓”に綱差の意味あり。
○213.6『県史13 東京都の歴史』(竹内誠他著、山川出版社、1997)索引“鷹場(制度)”よりP206“つなさし”と読みの記載あり。
○213.6『大江戸 歴史の風景』(加藤貴編、山川出版社、1999)P94読みと意味の記載あり。
- 事前調査事項
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新聞「町田ジャーナル」の広告に載った『稲刈に来た女』薄井清短篇小説集の収録作品である「綱差・権兵衛-波乱の生涯」より“綱差”について疑問をもったので、広辞苑など日本語の辞典は見たが見つからず。
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 鷹狩り;鷹場;綱差役
- 川井権兵衛
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000023611