レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年08月08日
- 登録日時
- 2011/09/08 10:16
- 更新日時
- 2011/09/13 11:18
- 管理番号
- 福井県図-20110808
- 質問
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未解決
「ふまれてもねづよくしのべみちくさのやがてはなさくはるもくるらん」の元々の句と作者を知りたい。
- 回答
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作者・出典未詳です。いつごろから詠まれた歌かも不明、従って元のかたちも不明です。
- 回答プロセス
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1.wwwで当該句の一部を検索、作者出典不明の道歌(道徳・訓戒の意をわかりやすく詠んだ短歌)とする記事と八木重吉作(典拠なし)とする記事があった。また、句自体も様々なバリエーションが見受けられた。
(例)踏まれても根強く生きよ道芝のやがて花咲く春も来るらん
踏まれても根強くしのべ道芝のやがて花咲く春もくるらん
踏まれても根強く生きよ道芝のやがて花咲く春もくるらん
踏まるとも根強く生きる道草のやがて花咲く春も来るらん
踏まれても根強く忍べ道芝のやがて花咲く春は来ぬべし etc
2.『八木重吉詩集(現代詩文庫)』に記載無し
『八木重吉全集1~3』に記載無し。短歌形式は3の日記に多数あり、確認済。
3.本館所蔵の道歌、教訓歌の本をブラウジング。
『道歌教訓和歌辞典』p87に記載あり、「ふまれても根強くしのべ道芝のやがて花咲く春はくぬべし(作者・出典未詳)」とある。
4.その他
『道歌四百集 通俗教訓』(近代デジタルライブラリ,1912) p16に類似の歌あり
「ふまれても、根づよくしのべ、福壽草、やがて花さく、春をまつべく」出典無
『親から子へ代々語り継がれてきた教訓歌』p150に類似の歌あり
「冬ごもりこらえこらえて一時(いっとき)に花咲きみてる春は来るらし」野村望東尼(1867没)
- 事前調査事項
- NDC
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- 人生訓.教訓 (159 8版)
- 参考資料
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- 『道歌教訓和歌辞典』木村山治郎編 ISBN: 4-490-10490-1 東京堂出版 1998 (当館資料コード:1013065436 請求記号:159.9/キムラ)
- 『親から子へ代々語り継がれてきた教訓歌』斎藤亜加里著 きこ書房 2009 ISBN:4-87771-250-X (当館資料コード:2012303240 請求記号:159.9/サイト)
- 『道歌四百集』鏡影編 弥高舎 1912 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/757840
- キーワード
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- 道歌
- 教訓歌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000090898