レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/09/19
- 登録日時
- 2009/01/23 02:11
- 更新日時
- 2009/01/27 13:14
- 管理番号
- 埼久-2008-035
- 質問
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解決
埼玉県立久喜図書館入口前にある楷の木(カイノキ)について知りたい。
- 回答
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『原色樹木検索図鑑』(北隆館 1964)p418にトネリバハゼノキ、別名としてランシンボク、カイノキの図版と解説あり。中国ではかつて進士に及第した者に授ける笏を作った樹として有名。杖や碁盤を作る用材にも使われる。また若葉は野菜や茶に利用されるとの記載あり。
『図書館だより 第11号』(県立久喜図書館 2004.6)に下記の記載あり。
「楷の木にお気付きですか?正面玄関前に旧川越図書館から楷の木を移植しました。この木は、孔子廟に弟子の子貢が植えたと伝えられる中国原産のうるし科の落葉樹です。孔子との関係から学問の木とも呼ばれ、書体の楷書の語源であるともいわれています。関東地方では湯島聖堂、足利学校、乃木神社、井の頭公園等に現存します。珍しい貴重な樹木ですので皆で大切に育てましょう。」
以上を紹介する。
- 回答プロセス
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インターネット情報
《Google》で〈楷の木〉を検索すると、大阪大学のホームページで学名が〈トネリバハゼノキ〉であることが判明。
《大阪大学》(http://www.cheng.es.osaka-u.ac.jp/alumni/kainoki.htm 2008/9/10最終確認)
当館所蔵のレファレンス資料を検索。
『植物3.2万名前大辞典』(日外アソシエーツ 2008)にはカイノキの記述なし、トネリバハゼノキ、ランシンボクの別名との記載あり。p732にランシンボクについて、ウルシ科の本木、別名トネリバハゼノキ、高さは25m、園芸植物との記載あり。
『植物レファレンス事典』(日外アソシエーツ 2004)カイノキの記述なし、トネリバハゼノキ、ランシンボクの別名との記載あり。p1035 ランシンボクの項にpistacia chinensis ウルシ科の木本。別名トネリバハゼノキ。高さは25mの 記載。図鑑索引あり
『原色樹木検索図鑑』(北隆館 1964)p418にトネリバハゼノキ、別名としてランシンボク、カイノキの図版と解説あり。中国ではかつて進士に及第した者に授ける笏を作った樹として有名。杖や碁盤を作る用材にも使われる。 また若葉は野菜や茶に利用されるとの記載あり。
『図書館だより 第11号』(県立久喜図書館 2004.6)に記載あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 被子植物 (479 9版)
- 参考資料
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- 『原色樹木検索図鑑』(矢野佐 北隆館 1964)
- 『図書館だより 第11号』(埼玉県立久喜図書館 2004.6)
- キーワード
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- カイノキ
- ランシンボク
- 植物-樹林
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000051029