レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年02月05日
- 登録日時
- 2013/03/12 16:23
- 更新日時
- 2013/06/05 10:55
- 管理番号
- 埼熊-2012-259
- 質問
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解決
「皇国八州武術性名記」が見たい。山本邦夫氏の著作に載っていた。
- 回答
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「皇国八州武術性名記」は一枚刷りの名鑑であり、『史料明治武道史』(渡辺一郎編 新人物往来社 1971)の口絵に写真図版があった。
- 回答プロセス
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典拠の確認
『埼玉武藝帳 江戸から明治へ』(山本邦夫著 さきたま出版会 1981)
p81および巻末参考文献p19に記載あり。
p81「同藩における剣術は、「皇国八州武術性名記」(明治24年4月刊)の老人名家欄に名を連ねている村雨陽藤原政陽が指南する直心影流だけであった。」
巻末p19「皇国八州武術性名記 新井朝定編 明治20年4月」
自館目録の検索
全項目キーワード〈皇国八州武術性名記〉〈~姓名記〉で検索するが、該当資料なし。
全項目キーワード〈新井朝定〉で検索すると、以下の3件ヒット。ただし質問者は確認済。
『皇国武術英名録 い~と部、 ち~か部』(新井朝定編 浦和 〔埼玉県立浦和図書館(製作)〕 1990 新井朝定 明治21年刊の電子複写 2冊)
『幕末関東剣術英名録の研究』(渡辺一郎著 渡辺書店 1967)
インターネットで他館の所蔵情報を検索
《国立国会図書館サーチ》でキーワード検索〈皇国八州武術性名記〉では該当資料なし。
《GoogleBooks》でキーワード検索〈皇国八州武術性名記〉で情報2件あり。
「福島大学教育学部論集 第 58-62 巻」は未所蔵だが、「福島大学教育学部論集」の一部引用がインターネット上にあり。
「新井朝定編『皇国八州武術姓名記』(自刊、 1887 年)によるものである.なお、この一枚刷りの名鑑は、筆者並びに光田福一氏所蔵のものと渡辺一郎氏所蔵のものとがあり、後者の方があと刷りになる」という記述あり。
この記述より、この史料は「一枚刷りの名鑑」であることが判明した。
『史料明治武道史』(渡辺一郎編 新人物往来社 1971)所蔵あり。
p883〈明治大正武道文献目録〉に「皇国八州武術姓名記」の記載はあるが、収載資料の○印は付されていない。しかし、巻頭写真の一つに、見開きで『皇国八州武術性名記』(明治21年)新井朝定編(編者蔵)」の写真あり。中央下部〈老人名家〉の欄に『埼玉武藝帳』にあった「村雨陽」の記載あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 武術 (789 9版)
- 参考資料
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- 『史料明治武道史』(渡辺一郎編 新人物往来社 1971)
- キーワード
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- 皇国八州武術性名記
- 武道-歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000128781