レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/11/24
- 登録日時
- 2015/09/02 00:30
- 更新日時
- 2015/09/04 15:31
- 管理番号
- 2011026
- 質問
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解決
昭和17年5月13日、触雷沈没した「長崎丸」の船員の帽子が残っており、保管しているが、自分が高齢になったのでどこかに納めたい。ゆかりの施設を知りたい。
- 回答
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戦没船についての資料館は、全日本海員組合が運営している「戦没した船と海員の資料館」が神戸にございます。
ただし、主に戦没船の写真を収集されていますので、帽子のような資料を受け入れていただけるかどうか不明です。
戦没した船と海員の資料館
兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-6 全日本海員組合関西地方支部内
電話番号:078-331-7588
開館時間:平日 午前10時~午後5時(土日祝日休館)
また、「長崎丸」についてお調べしたところ、沈没時の船主は東亜海運株式会社でした。
東亜海運は、昭和14年に日中間及び中国沿岸の船舶の往来を管理するため、多数の海運会社が出資して設立された国策会社で、戦後GHQにより解散を命じられました。
「長崎丸」は大正11年に建造され、日本郵船により日華連絡船(長崎-上海間)に就航していた船で、昭和14年の東亜海運設立時に、日本郵船から東亜海運に出資されています。
※以下の資料にて確認
「日本郵船株式会社百年史」日本経営史研究所編、日本郵船発行、1988年
「日本郵船船舶百年史」木津重俊編、海人社発行、1984年
「近代日本海事年表1953-1972 改訂版」海事産業研究所編、成山堂書店発行、2003年
日本郵船は、横浜に歴史博物館を持っており、戦没船関係の物品の展示もしていますので、こちらにお問い合わせになるのも良いかと思います。
日本郵船歴史博物館
横浜市中区海岸通3-9
電話番号:045-211-1923
FAX番号:045-211-1929
開館時間:10:00~17:00
休館日:月曜日
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 海運 (683 7版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 船員
- 船舶
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000179230