レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/04/01
- 登録日時
- 2006/06/13 15:47
- 更新日時
- 2024/03/30 00:44
- 管理番号
- M05080623146666
- 質問
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「燈火不截爪」という禅語の意味と出典を知りたい
- 回答
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「毒語注心経」 大森 曹玄/著によれば、出典は「毒語注心経」白隠慧鶴/著述、東嶺禅師/注解の「般若」部分である。和訳では「夜、爪切らぬは智者の常」となっている。 上記の大森曹玄の文章中には「うす暗いアンドンの下で爪を切るようなもので、ウッカリすると飛んでもない怪我をすることがあります」とある。また、「毒語心経」「般若心経毒語註」などと呼ばれる記述もあり。山田 無文の文章中には「爪というものは、手についているうちは生きておりますが、切ってしまうと屍と同じことで不潔なものです。夜暗い灯の下で爪を切った後、そこらへ残らないように箒で掃いてきれいにつもりでも、畳の目の中などに小さな爪が残ります。これは不潔です。と同じように経験知識何もかも捨てたつもりでも、ちょっとした知識のかけらでも残りますと、それが心の汚れです。ちょっとでも妄念があったら、本当の悟りは開けません。徹底的に経験知識を捨て切って初めて般若がわかるのでございますよ」とあり、解釈・説明はその人によって違っている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 各宗 (188 9版)
- 参考資料
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- 「毒語注心経」 大森 曹玄/著 春秋社 1983.6. 「般若心経毒語註 白隠禅師」 山田 無文/著 禅文化研究所 1991.6 「毒語心経」 山田 無文/著 禅文化研究所 1984.6
- キーワード
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- 禅語
- 毒語注心経
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2005080623195546666
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生
- 登録番号
- 1000028988