レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年02月04日
- 登録日時
- 2015/02/05 11:37
- 更新日時
- 2015/02/05 11:37
- 管理番号
- いわき総合-一般152
- 質問
-
解決
『古今和歌六帖』に収録されている「逢ふことを阿漕の島に曳網の度重ならば人も知りなむ」という歌がみたい。
- 回答
-
『日本古典文学大辞典 第二巻』のP554に『古今和歌六帖(こきんわかろくじょう)』について詳しい記述がありました。これによると、『古今和歌六帖』は6巻6冊の平安時代の私撰集であることが判明。翻刻本としては、『校註国歌大系9』(標注本が底本)、『続国歌大観』(寛文版本が底本)があることが分かりました。
当館では『続国歌大観』を所蔵しており、P522の3段目に該当歌を確認しました。
また『新編国歌大観 第二巻 私撰集編』でも『古今和歌六帖』(宮内庁書陵部蔵本)を確認できました。(※P215の1段目に該当歌あり。底本の違いかと思われるが「曳網の」が「ひくたひの」と記述されていた。)
- 回答プロセス
-
1.資料を調査
【資料①】『世界大百科事典10』(平凡社)
P123に「古今和歌六帖」について簡単な記述あり。
【資料②】『日本古典文学大辞典 第2巻』(岩波書店)
P554~555に「古今和歌六帖」について詳しい記述あり。
【資料③】『続国歌大観』(角川書店)
P522の3段目に該当歌を確認。
【資料④】『新編国歌大観 第二巻 私撰集編』(角川書店)
P215の1段目に一五二一「あふことをあときのしまにひくたひのたびかさならば人もしりなん」とあり。底本の違いかと思われるが「曳網の」が「ひくたひの」と記述されていた。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本語 (031 9版)
- 日本文学 (910 9版)
- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
-
- 【資料①】『世界大百科事典10』[R/031/セ-10・1113407389]
- 【資料②】『日本古典文学大辞典 第2巻』[R/910.2/ニホ-2・1110104948]
- 【資料③】『続国歌大観』[SR/911.1/マ・1110106117]
- 【資料④】『新編国歌大観 第二巻 私撰集編』[R/911.1/シン・1112431356]
- キーワード
-
- 和歌
- 古今六帖
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000167267