レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20030228
- 登録日時
- 2016/01/14 17:58
- 更新日時
- 2016/05/06 15:49
- 管理番号
- 神戸図-960
- 質問
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チャタレイ裁判で作品のどの部分が問題になっていたのか知りたい。
- 回答
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『出版の検証:敗戦から現在まで』収録の『チャタレイ夫人の恋人』事件 の項(P40~43)によると
有罪判決以後、新潮社が1964年、性描写部分を「*」印で省略した「削除版」を刊行。
同社より1996年、 伊藤整氏の次男が父親の翻訳を部分的に修正した完全版を刊行。
『チャタレイ夫人の恋人』伊藤礼補訳 新潮社 1996 巻末の「改訂版へのあとがき」に裁判の概略記述あり。P564「英国貴族の若い奥方が、領地の森の管理人と肉体的な関係を持つ話。その肉体的交渉」の描写が問題となったとある。
また 同書に先行して1973年 羽矢謙一訳 で講談社から完全訳 が刊行されたとあり。(未所蔵)
『世界文学全集 72ロレンス』講談社 1975 に羽矢謙一訳を収録。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 出版 (023 8版)
- 参考資料
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- 『出版の検証:敗戦から現在まで』文化通信社 1996 (PV:6000083112)
- 『チャタレイ夫人の恋人』伊藤補訳 新潮文庫 1996 (PV:6000079856)
- 『世界文学全集 72ロレンス』講談社 1975 (PV:0008003013)
- キーワード
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- 出版--日本
- 禁止本
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000187058