レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/12/15
- 登録日時
- 2006/12/02 02:11
- 更新日時
- 2008/05/08 11:17
- 管理番号
- 埼浦-2006-131
- 質問
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解決
工部省工作分局又は工部省赤羽製作所について次のことが知りたい。明治初期の①規模(敷地面積、従業員の人数)、②設備(どのような機械があったか)、③作っていたもの。
- 回答
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『明治前期財政経済史料集成 17』p322「工部省沿革報告」の中に①職員表あり。p308に敷地面積 27,916坪とあり。②p308「製図場、木形場、轆轤場、鋳物場、鍛冶場、製缶場、仕上場、小細工場等これに据設する機械139ケとす」とあり。③p308の続きにあり。
また、関連する以下の資料を紹介する。
「赤羽工作分局 前」(『金属 1994.11』所収)、「赤羽工作分局 後」「赤羽工作分局 異聞」(『金属 1994.12』所収)。
『日本資本主義成立史研究』 赤羽工作分局が多数出てくる。
『農務顛末 6』 ③に関する主なものの記述あり。
『殖産興業』 設置場所、概観がわかる記述あり。
『工部省とその時代』p153-175 赤羽製作所関係の記述あり。
- 回答プロセス
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《NDL-OPAC》を〈工部省〉で検索し、『明治前期財政経済史料集成 17』を調べる。
《NDL-OPAC》を〈赤羽工作分局〉で検索したところ『金属 1994.11』『金属 1994.12』に論文あり。
自館目録を〈工部省〉で検索し、『工部省とその時代』を調べる。本書の参考文献より『日本資本主義成立史研究』,註より『農務顛末』を調べる。
さらに『殖産興業』の記述を確認する。
その他の調査資料
『東京市史稿 事項別目次索引』より『皇城篇 4』記述なし。『市街篇 52・53・59』県立未所蔵。
『芝区誌 3 現代』記述なし。
『史学雑誌 98巻2号』作っていたものの記述あり。
『日本史大事典 3』p152上段15行目に記述あり。
『国史大辞典 5』p507-508に記述あり。
『日本近代史辞典』『日本近現代史辞典』『新聞集成明治編年史 1』『岩波講座世界歴史 22』『殖産興業の時代』『日本の創造力 2』『幕末維新論集 8』
- 事前調査事項
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情報源:「新指定重要文化財 13」p141でそういう施設があったと知った。明治初め頃から昭和20年頃まで東京の赤羽にあった。明治6年12月赤羽製作所、明治10年1月赤羽工作分局の名称だった。
- NDC
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- 工業.工業経済 (509 9版)
- 製造工業 (580 9版)
- 産業史.事情.物産誌 (602 9版)
- 参考資料
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- 『明治前期財政経済史料集成 17』(大内兵衛 原書房 1979)
- 『金属 1994.11』
- 『金属 1994.12』
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『日本資本主義成立史研究』(石塚裕道 吉川弘文館 1973)
- 『農務顛末』(巻数未確認)
- 『工部省とその時代』(鈴木淳 山川出版社 2002)
- キーワード
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- 工部省
- 産業史-日本
- 製造工業
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000031815