レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年06月30日
- 登録日時
- 2016/07/28 16:24
- 更新日時
- 2016/08/12 19:49
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-2293
- 質問
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日清・日露戦争のときの脚気の患者数、死者数が載ったものはないか。
- 回答
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1 「戦時中の日本陸軍におけるビタミン補給」(川島四郎著 『ビタミン研究五十年』(慶応大学病院食養研究所,1961年刊)p.189~196に収録)を紹介。p.190に日清戦争、北清事変、日露戦争それぞれの「野戦将兵100人に対する1カ年脚気患者数」を記載した表が掲載されている。
2 『明治期における脚気の歴史』(山下政三著 東京大学出版会,1988年刊)の第8章に「日清・日露戦争と脚気の流行-臨時脚気病調査会の設立」があり(p.429~480)、以下の図表に脚気の患者数(病症数)、死亡数が掲載されている。
・表65「日露戦争海軍軍人軍属病症表抜粋」(p.437)
・表67「日清戦争陸軍脚気患者地域別分類」(p.443)
・表70「日露戦争陸軍脚気発生概況」(p.457)
- 回答プロセス
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1 自館の蔵書検索で、「タイトル、フルテキスト:戦争 × 脚気」を検索したが、適当な資料は該当なし。
2 レファレンス協同データベースを「戦争 脚気」で検索。旧日本海軍の軍医が書いた本についての事例を見つける。内容について知らせると海軍より陸軍の状況が知りたいとのことだったので、再度キーワードを変えて検索。「陸軍 × 脚気」などを検索したが、適当な資料は該当なし。
3 国会図書館リサーチ・ナビを「日本陸軍 脚気」で検索し、該当した上記1の資料を紹介。
4 後日、自館の蔵書検索で「一般件名:脚気」を検索し、該当した2の資料を参照。
- 事前調査事項
- NDC
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- 内科学 (493 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- あるキーワードで適当な資料が該当しなかった場合は、別のキーワードを試すとともに、それらを含むより広い範囲で検索すると、適当な記載のある資料を見つけられる場合がある。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000195323