レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 1999/11/30
- 登録日時
- 2006/06/13 15:36
- 更新日時
- 2012/08/18 02:00
- 管理番号
- M05050817144464
- 質問
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諾神社(奈義町成松地区)の祭神「ナギ神」の神名には、いろいろな漢字があてられている。 そのうち「奈〓(ナギ。〓は漢字「送」のつくり部分)」は「奈癸」が転じたものと聞いたことがある。 そのことがわかる文献があれば知りたい。
- 回答
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『三代実録』巻上(増補六国史)p.183に「奈〓【←送のつくり部分】(ナギ)神」という神名がでてくる。 なお、次頁上段注釈に「奈〓神、式外、神祇志に在勝田郡広岡郷成松村今属勝北郡とあり〓は癸の訛」とある。 また依頼者によれば「式外、神祇志、、」は神祇志に掲載されている式外社の意味ではないか、とのことであった。 『神道書籍目録』上巻p.222「神祇志」の項に「本名は大日本史神祇志、、」とあり、『大日本史』第6 神祇志中の美作国部分の「官帳不載者」p.483には典拠である『三代実録『中の文が記載されていた。 また、『神祇志』執筆の資料とされる文献として『神祇志料』中の「式外諸神」美作国の項には「奈癸神」とあり、注釈には「神階記、奈美に作る。」とあった。 『神階記』をあたったところ、確かに「奈美」の漢字があてられていた。 ただし、いずれの資料も「〓(漢字「送」のつくり部分)」が「癸」の訛であることをあらわす記述はなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 神道 (170 9版)
- 参考資料
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- 徳川光圀編『大日本史』第1-13,東京 吉川弘文館,1911-1918,15冊 第6:神祇志 栗田寛著述『神祇志料』京都 思文閣,1971,2冊(昭和2年刊の複製).参照はp.502 『続群書類従』第3輯上:神階記,東京 続群書類従完成会,1959,412p.参照はp.152
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
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- 岡山県総合文化センター
- 国立国会図書館
- 備考
- M2005050817125644464
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000028832