レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年3月26日
- 登録日時
- 2014/04/05 20:05
- 更新日時
- 2021/01/10 00:30
- 管理番号
- PML20130326-02
- 質問
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解決
大正期の校正者(校閲者)の生活について知りたい
安定した仕事だったのか
誇りを持ってしていた仕事か、うらぶれた仕事だったのかなど
- 回答
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大阪毎日新聞社校正部編『校正の研究』(大阪毎日新聞社 1929年)
p.59- 第四 校正者の待遇
p.61「さて、わが国の現状はどうかというと、校正者の員数、就業時間、収入など、今日まで何らの統計もなく、確実な数字はわからないが、
諸種の材料をまとめてみると、専任の校正係は、相当の印刷所、書店、雑誌新聞社以外にいないから、全国を通じて、ほぼ八千人くらいと
推定される。そして、就業時間は平均9時間、給料は平均印刷所六七十円、新聞社七八十円というところであろう。
しかし、屈指の大新聞社では、待遇もよく、それ以上の収入があることはいうまでもない。
p.64「「校正者はどこへゆく」、校正者が職能上、最も密接な関係をもっているのは、雑誌新聞の編集者で、外国においても、
わが国においても、校正室から編集者の机に転じたものはすこぶる多い。
(中略)一時的に校正室に入って、風雲の機会をまつという青年が多かった。
そして一時は、校正が記者の登竜門のように見られたことがあった。…」
- 回答プロセス
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長谷川鉱平『本と校正』(中央公論社 1975年)には該当する記述がなかった
- 事前調査事項
- NDC
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- 印刷 (749 9版)
- 参考資料
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大阪毎日新聞社校正部 編 , 大阪毎日新聞社. 校正の研究. 大阪毎日新聞社[ほか], 1929.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000758954-00 (S410 -O73)
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大阪毎日新聞社校正部 編 , 大阪毎日新聞社. 校正の研究. 大阪毎日新聞社[ほか], 1929.
- キーワード
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- 校正
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000151922