レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年01月27日
- 登録日時
- 2016/08/21 16:14
- 更新日時
- 2016/08/21 16:14
- 管理番号
- 川図15-24
- 質問
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解決
バンブーを含めた竹類について、アジア全域の植生状態を知ることのできる資料を探している。
- 回答
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以下の①~③の図書と関連するウェブサイト④、⑤を紹介した。
①『竹資源の植物誌』(内村悦三、創森社、2012)
②『竹の基礎科学と高度利用技術』(藤井透監修、シーエムシー出版、2013)
③『熱帯林のすがた』(内村悦三、研成社、1991)
④日本竹協会(http://www.nippon-bamboo.com/ 最終確認日:2016/6/28)
⑤竹文化振興協会(http://web.kyoto-inet.or.jp/people/j-bamboo/jbs.html 最終閲覧日:2016/6/28)
- 回答プロセス
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当館OPACを<竹 分布>と検索したところ、①の図書がヒットした。その後、植物・森林の書架をブラウジングし、アジアの竹についてまとまった記述のある図書を探した。
また、①の図書に掲載されていた著者プロフィールをもとに、竹に関する団体のウェブサイト④、⑤を紹介した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 森林立地.造林 (653)
- 参考資料
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内村悦三 著 , 内村, 悦三, 1932-. 竹資源の植物誌 = BAMBOO WORLD. 創森社, 2012.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023674115-00 , ISBN 9784883402717 (→巻頭のカラーページ「熱帯地域に生育する有用なタケ」で、フィリピンの竹を紹介。
→「第2部 温帯性タケ類の姿」(p.91-134)では、温帯性タケ類の主要な種ごとに分布地域の記述があり、中国を中心にアジアの地域についても言及。
→「第3部 熱帯性タケ類と亜熱帯性タケ類の姿」(p.135-176)では、熱帯性タケ類の主要な種ごとに分布や特徴を解説。p.138-148に「アジア地域」という項目あり。
→「第4部 世界各地のタケの分布状況」(p.177-212)では、国ごとにタケ類の生育状況を解説。p.179-196に「アジア大陸主要国のタケ分布」という項目あり。
→上記の箇所以外にも、アジア地域のタケ類の分布や生育環境など、植生について言及されている箇所が多数見つかった。) -
藤井透 監修 , 藤井, 透, 1948-. 竹の基礎科学と高度利用技術. シーエムシー出版, 2008.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009593598-00 , ISBN 9784781300276 (→「第1章 タケの生育環境と生態」(p.1-16)は、1の著者である内村氏が執筆。アジアを含め、タケ類の分布地域や種類を簡潔に紹介。
→「第2章 資源として竹を理解する」(p.17-34)でもアジアを含めた世界の竹の分布を紹介。) -
内村悦三著 , 内村, 悦三(1932-). 熱帯林のすがた. 研成社, 1991-09. (のぎへんのほん)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000402374-00 , ISBN 4876393559 (→1の著者である内村氏が執筆。「4 熱帯に生きるタケ類」(p.67-84)では、アジアを含めた熱帯性タケ類の生育環境について記述あり。) - 日本竹協会(http://www.nippon-bamboo.com/ 最終確認日:2016/6/28) (→ウェブサイトによると、「国際竹藤組織(略称:INBAR)の日本における公認団体」と書かれている。)
- 竹文化振興協会(http://web.kyoto-inet.or.jp/people/j-bamboo/jbs.html 最終閲覧日:2016/6/28) (→協会の研究誌『Bamboo Journal』(国立国会図書館に所蔵あり)の目次が、ウェブサイト上で公開されている。内村氏の論文を含め、アジアの竹に関する研究報告が掲載されている。)
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内村悦三 著 , 内村, 悦三, 1932-. 竹資源の植物誌 = BAMBOO WORLD. 創森社, 2012.
- キーワード
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- 竹
- バンブー
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- ①~③の著者である内村悦三氏の論文を検索をすると、『熱帯農研集報』、『富士竹類植物園報告』などの雑誌にも竹に関する記事を多数寄せていることが分かった。
- 調査種別
- 文献紹介 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000196249