レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006年05月01日
- 登録日時
- 2006/06/22 16:06
- 更新日時
- 2006/06/22 16:06
- 管理番号
- 市川20060501-02
- 質問
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解決
長野県の諏訪大社(諏訪神社)は、北は北海道から南は九州まで、日本全国に広まっているが、このように広範囲に広まった時期や理由は何故か?
参考サイト:全国の諏訪神社 http://r20.root.or.jp/onsuwa/onbasira/matsusha/index.html
- 回答
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1.『日本の神社を知る事典』(日本文芸社 1989) 62ページ =>「諏訪大社」の項に「全国一万社のお諏訪さま」とあり、この理由として「鎌倉時代以降、軍神として、あるいは農耕神として信仰されたことによる」と記載あり。
2.『諏訪大社』(銀河書房 1986) 25ページ =>源頼朝が深く諏訪神社を崇敬しはじめ、武士社会の諏訪信仰が広まり、ついで庶民の間にも広まったとされている。また特に諏訪上下社の御射山祭りの運営にあたり、「諸国からも大勢の芸能人や庶民が集められ、これらの人々が諸国諸郷へ諏訪神の分霊を奉遷して帰り、諸国に諏訪社の御分社が郷土村の守護神または氏神などとして広まっていった」とあり。
3.『日本大百科全書』第13巻(小学館)=>「諏訪信仰」の項。 「全国に歓請された分社は約一万を数えるともいう。この信仰は、かつては諏訪神人とよぶ遊行者によって流布されたもので、その分布状態からみると、北陸から信濃にかけて居住していた出雲系族類による信仰に起源するが、時代によって変遷がある。大昔は狩猟神として尊敬されたが、農耕時代には農耕神として、また武家時代になると武神として全盛を極めた。」と記載あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 神社.神職 (175 8版)
- 参考資料
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- 『日本の神社を知る事典』(日本文芸社 1989)
- 『諏訪大社』(銀河書房 1986)
- キーワード
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- 神社
- 諏訪大社
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000029172