レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 19990528
- 登録日時
- 2005/02/02 02:15
- 更新日時
- 2005/11/10 18:24
- 管理番号
- D1999F1828
- 質問
-
解決
秋田県域の「神社」資料について。
下記3件の事前調査資料以外で、秋田県域の神社名鑑の類の資料があるかどうか。
明治-大正頃の時期でまとめられたものがあるか否か。
- 回答
-
事前調査資料以外に、以下の文献あり。(1)、(2)が明治、大正年間に刊行されたもの、(1)は収録数が少ないが詳しい記載あり。なお、秋田県域が一冊にまとまった名鑑は見当たらなかった。
(1)『府県郷社明治神社誌料』 中巻 明治神社誌料編纂所 明45 「秋田県の部」 <175.9-M448h>
51社を収録、詳しく記載
(2)『官国幣社府県郷社大観』 長坂金雄編 神祇出版社 大4 <324-477>
P.133-136 52社を収録、一覧で説明はない
(3)『日本社寺大観』 [第1]神社編 京都 日出新聞社 1933 <185.1-H463n>
p.127-134 24社を収録、簡単な説明あり
(4)『神社大観』 光永星郎編 日本電報通信社 1940 <175.9-M556z>
p.209-215 58社を収録、簡単な説明あり
どの程度詳細な情報を探すかにもよるが、明治から昭和21年2月までの詳しい神社の名鑑には、『明治維新神道百年史』第1巻(神道文化会 1984 (2刷) <HL31-64>)p.212-217 によれば、「神社明細帳」がある。同書のp.212-213に「神社・寺院の実態・実数については、明治政府は早くから取調べていたが(註)、明治十二年に至り、新たに様式を定め、神社・寺院の各明細帳を書上げさせた。これは、そののち、記載内容の変更事項に訂正を加へつつ、神社については昭和二十一年二月二日まで、寺院については宗教団体法施行(昭和十五年四月一日)まで、それぞれ国家の公的簿帳として中央・各地方庁に備付けられたもので、公認の神社・寺院となるには必ずこれに登録されなければならなかった。(但し、神宮・靖国神社には明細帳の制なく、また、官国幣社については、これより先、別途に調整せられてゐた。)」とあり、p217には「因みに、終戦後、神社明細帳は、神祇院から文部省宗務課に引継がれ、寺院明細帳と共に保管されてゐたが、昭和三十六年四月、併せて大学学術局学術課史料館 <中略> に保管されることになった。」と記載あり。上記の史料館は現在の「国文学研究資料館史料館/国立史料館」。
< >内は当館請求記号
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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(1)神社名鑑 神社本庁 昭39 (81社)
(2)全国神社名鑑 上下 1983 (110社)
(3)秋田県神社名鑑 秋田県神社庁 平3 (1117社)
- NDC
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- 神社.神職 (175 9版)
- 参考資料
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- 府県郷社明治神社誌料 中巻 明治神社誌料編纂所 明45 「秋田県の部」 <175.9-M448h>
- 官国幣社府県郷社大観 長坂金雄編 神祇出版社 大4 <324-477>
- 日本社寺大観 [第1]神社編 京都 日出新聞社 1933 <185.1-H463n>
- 神社大観 光永星郎編 日本電報通信社 1940 <175.9-M556z>
- 明治維新神道百年史 第1巻 神道文化会 1984 (2刷) <HL31-64>
- キーワード
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- 神社-秋田県
- 寺院-秋田県
- 照会先
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- 国文学研究資料館史料館 国立史料館
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 公共図書館
- 登録番号
- 1000014173