レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/07/17
- 登録日時
- 2012/08/18 02:00
- 更新日時
- 2012/08/22 10:28
- 管理番号
- 滋2012-0043
- 質問
-
解決
近江商人西川利右衛門家家訓「先義後利栄 好富施其徳」の詳細が知りたい。
- 回答
-
『八幡商人のこころ』に「西川利右衛門家から別家する人に渡された家訓」として2幅の掛け軸の図版があり、軸には「先義後利栄 好富施其徳」と書かれています。傍らに「義を先にし、利を後にすれば栄え、富を好しとし、其の徳を施せ」と解説があります。また、『近江商人と別家について』にも、「西川家家訓(軸)」(こちらは1幅)の図版と本文に同様の解説があります。雑誌「三方よし」第4号に「近江商人の金言名句④」という囲み記事があり、「先義後利栄(せんぎこうりえい) 義とは、人の行うべき正しい道の意であり、義を先にして、利益をあとにすれば栄える。つまり商いは目先の利益よりも遠きを見てすることが大切であるとの教えである。孟子、老子、朱子などとともに、儒学の祖というべき荀子が説いた「先議而後利者栄」の影響をうけたものであろう。」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 商業史.事情 (672 8版)
- 参考資料
-
- 1 八幡商人のこころ 近江八幡市立資料館∥編集 近江八幡市立資料館 1990年 5-6741- 90 口絵
- 2 近江商人と別家について 西川長次∥口述 近江八幡市立郷土資料館 1980年 5-6741- 80 口絵,p.14
- 3 三方よし -近江商人の知恵と理念を現代に生かす情報紙- 第4号 大津 AKINDO会議 P p.3
- キーワード
-
- 近江商人
- 家訓
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 2110049-4101(近江八幡市立図書館提供)
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000110162