レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年08月16日
- 登録日時
- 2012/11/26 12:18
- 更新日時
- 2013/05/09 15:00
- 管理番号
- 中央-1-00436
- 質問
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解決
『杉浦誠の日記』明治5年から明治7年3月までを読みたい。
- 回答
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「杉浦誠日記」を所蔵しているのは、北海道立図書館と北海道立文書館であることがわかった。
北海道立図書館は明治5年から7年までの日記を手書き写本で所蔵しており、館外貸出や郵送複写は不可、直接来館による閲覧とカメラ撮影は可能とのこと。
北海道立文書館は、明治6年と7年の日記を1年ごとにマイクロフィルムで所蔵しており、マイクロフィルムの内容確認をしながらの複写ではなく、1リール(1年)単位での郵送複写は可能で、質問者と文書館とのやりとりで手続きができるとのことだった。
- 回答プロセス
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質問者によると、国文学研究資料館で所蔵しているはずとのことだったが、国文学研究資料館のWeb-OPACで「杉浦誠」で検索しても該当なしとなり、「杉浦梅潭」で検索すると4件ヒットしたが、明治期の日記は見つからず。
・『最後の箱館奉行の日記』 田口 英爾/著 新潮社 1995
これは杉浦兵庫頭誠の日記「杉浦梅潭目付日記・箱館奉行日記」の内容を要約し解説したものだが、p.203に明治5年のことが少し書かれているのみだった。
参考文献に『杉浦梅潭目付日記・箱館奉行日記』(小野正雄監修 みずうみ書房)が載っていたので、この資料を確認したが、文久2年から元治元年までの内容で、明治期は載っていなかった。
国会図書館サーチで「杉浦氏日記」で検索すると、北海道立図書館の所蔵がヒットした。
北海道立図書館北方資料室に内容照会したところ、明治5年正月から明治7年3月までの記載ありとのこと。
しかし、この資料は手書き写本で所蔵しており、所蔵館に来館してカメラ撮影は可能だが、館外貸出および複写は不可との回答を得た。
また、北海道立文書館を紹介していただき、北海道立文書館では、所蔵資料の私文書群に「杉浦誠文書」があり、質問の日記がマイクロフィルム化されている可能性があることを教えてもらえた。
北海道立文書館に照会したところ、明治5年に作成された杉浦誠日記は所蔵していないが、明治6年および7年の日記は1年ごとにマイクロフィルムに複製したものを所蔵しており、1リール単位の複写なら可能との回答を得た。
- 事前調査事項
- NDC
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- 北海道地方 (211 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
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- 北海道立図書館 北方資料室
- 北海道立文書館
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵機関調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000114866