レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年10月03日
- 登録日時
- 2009/05/19 18:15
- 更新日時
- 2009/05/20 15:15
- 管理番号
- D2008M1405
- 質問
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解決
カナダの児童図書館員Lillian Helena Smith(リリアンH・スミス)についての日本語の本・ビデオを探しています。以下の資料では、そのような資料が存在することを示していますが、タイトルを特定していません。
Waxman, Sydell. Believing In Books. Toronto: Napoleon Publishing, 2002.
p.69 To this dayMiss Smith's name is special in Japan. A Japanese video and several books honour her legacy.
“これはカナダで書かれた本ですが、日本で書かれたものを探しています。”
- 回答
-
下記1から6の資料にスミスのことが紹介されています。
また、スミスに関するビデオについては、当館で所蔵するもののうちタイトルから該当すると判断されるものは見当たりませんでした。
1『子どもの図書館』石井桃子著 岩波書店 1965 218p (当館請求記号016.25-I583k)
我が国の代表的な児童文学者であり、また、スミスの著書を翻訳した石井がカナダでスミスと面会したときのことを回想しています(pp.199-204)。
2『理想の児童図書館を求めて : トロントの「少年少女の家」』桂宥子著 中央公論社 1997.10 192p 中公新書 (当館請求記号UL431-G1)
スミスの紹介で「少年少女の家」に勤めた著者が、理想の児童図書館について提言するとともに、スミスと「少年少女の家」を紹介した資料です。
3『児童図書館のあゆみ : 児童図書館研究会50年史』児童図書館研究会編 教育史料出版会 2004.3 438p (当館請求記号UL414-H6)
我が国の児童図書館サービスの歴史についてまとめたこの資料では、スミスは我が国の児童サービスに大きな影響を与えたと紹介されています(pp.92-95)。
4『図書館人物伝 : 図書館を育てた20人の功績と生涯』日本図書館文化史研究会編 日外アソシエーツ 2007.9 457p (当館請求記号UL515-H10)
我が国の図書館に影響を及ぼした人物のひとりとしてスミスの小伝が掲載されています(pp.257-276)。
5『子どもと本の架け橋に : 児童図書館にできること』高鷲志子著 角川学芸出版 2006.10 321p (当館請求記号UL411-H14)
先駆的な児童図書館員としてスミスが紹介されています(pp.32-33)。
6『世界の図書館百科』藤野幸雄編著 日外アソシエーツ 2006.3 845p (当館請求記号UL2-H16)
我が国における図書館に関する最新の辞典であるこの資料では、代表的な図書館員としてスミスが取り上げられています(p.273)。
なお、1953年にA.L.A.から刊行されたスミスの著書(資料7)は、1964年に我が国で翻訳、刊行(資料8)されましたが、これは我が国の児童サービス論の文献では基本的文献として掲げられていることもご参考までにお知らせいたします。
7 The unreluctant years; a critical approach to children's literature. Chicago American Library Association 1953. 193p (当館請求記号028.5-S654u)
8『児童文学論』リリアン・H.スミス著 石井桃子,瀬田貞二,渡辺茂男訳 岩波書店 1964 399p (当館請求記号909-cS65z-I)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 各種の図書館 (016 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- Smith,Lillian Helena (1887-1983)
- 児童図書館
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 海外図書館
- 登録番号
- 1000055008