レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年12月16日
- 登録日時
- 2014/05/30 16:50
- 更新日時
- 2015/10/10 14:17
- 管理番号
- 鎌中ー2014023
- 質問
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解決
漁業や航海において、陸地の山や岬、島等から、自分の船の位置を割り出す「山アテ」「山タテ」について書かれている資料を見たい。
- 回答
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鎌倉及び鎌倉周辺の「山アテ」「山タテ」にあたる行為について書かれていた以下の資料をご紹介しました。(参考文献参照)
「山合わせ」「山の木を見て方角を合わせる」「山を合わせる」「場は山を合わせて知る」「山を立てる」など、鎌倉周辺は「山を合わせる」という言い方が主流のようです。
全国的なことについては、『漁撈伝承』(「ものと人間の文化史109」)p74~78が参考になります。
- 回答プロセス
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①漁業についての棚を見てみたが、めぼしい本がない。
②民俗学の棚を見る。こちらの方がよさそう。
漁業や漁師さんの話が出ている部分を片っ端からチェック。
③『民俗学事典』の参考文献に『漁労と信仰』という本があげられていた。
その本はなかったが、試しに「ギョロウ」のキーワードだけで検索してみたら、参考になりそうな本がいろいろヒットしたので、中身を確認。
- 事前調査事項
- NDC
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- 風俗習慣.民俗学.民族学 (380 8版)
- 風俗史.民俗誌.民族誌 (382 8版)
- 社会.家庭生活の習俗 (384)
- 参考資料
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- 『としよりのはなし』 鎌倉市教育委員会 平成2 【K1 380.1】P139,P172
- 『鎌倉の民俗』 大藤ゆき かまくら春秋社 昭和52 【K1 382.1】P135
- 『民俗 1号~80号』 相模民俗学会 国書刊行会 昭和57 【K0 380】 P402,P414,P583
- 『漁撈伝承 ものと人間の文化史 109』 川島秀一 法政大学出版局 2003 p74~78
- 『日本民俗事典』 大塚民俗学会 弘文堂 1972 【R 380.1】P758「やまあて」の項
- キーワード
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- 山アテ
- 山タテ
- 山合わせ
- 山バカリ
- 山シメ
- 山ガケ
- たでやま
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000153891