レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/05/18
- 登録日時
- 2005/08/05 02:11
- 更新日時
- 2009/07/02 12:21
- 管理番号
- 埼熊-2005-015
- 質問
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解決
後期水戸学派の体系化した国体思想が、明治ナショナリズムへと発展する経過をたどるための資料を知りたい。
- 回答
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以下、記述の見られたの資料を紹介する。
『ナショナリズム』(姜尚中) 近代日本ナショナリズムの思想史的系譜と変遷を国体ナショナリズムの視座から明らかにする。
『丸山真男集 2』所収「国民主義の『前期的』形成」 徳川封建下から明治維新までの国民主義について論述。
『橋川文三著作集 2』 「日本ナショナリズムの源流」の中で、後期水戸学や尊王攘夷思想とナショナリズムの関係について詳述。「国体論・二つの前提」「国体論の連想」も収録されている。
『大久保利謙歴史著作集 7』及び『論集日本歴史 11』所収「明治憲法の制定過程と国体論」 憲法審議の国体論を「水戸学派の国体論の系統を引き、幕末時代にナショナリズムの形をとって現れたもの」とした記述が見られる。
- 回答プロセス
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〈国体〉〈ナショナリズム〉〈水戸学〉をキーワードに資料を探索する。
『国史大辞典』等の参考文献や『ナショナリズム論の名著50』等も手がかりとする。
他に参照した資料は、以下のとおり。
『近代日本文化論 2』『近代日本思想史大系 4』『幕末政治思想史研究』『日本国体の理論』『日本思想大系 53』ほか。
- 事前調査事項
- NDC
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- 政治学.政治思想 (311 9版)
- 国体論.詔勅 (155 9版)
- 日本思想 (121 9版)
- 参考資料
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- 『ナショナリズム』(姜尚中 岩波書店 2001)
- 『丸山真男集 2』(丸山真男 岩波書店 1996)
- 『橋川文三著作集 2』(橋川文三 筑摩書房 1985)
- 『大久保利謙歴史著作集 7』(大久保利謙 吉川弘文館 1988)
- 『論集日本歴史 11 立憲政治』(有精堂出版 1975)
- キーワード
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- ナショナリズム
- 国体-国体思想
- 政治思想-日本
- 水戸学-水戸藩
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000023427