レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年11月14日
- 登録日時
- 2018/01/08 14:27
- 更新日時
- 2018/02/02 18:02
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-2421
- 質問
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解決
高山線下呂駅がなぜ今の位置に決定したのかを知りたい。
- 回答
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以下の資料に、高山線・飛騨金山-萩原間の路線決定の経緯と、下呂駅の位置について記載がある。
・『東海地方の鉄道敷設史』(井戸田弘著 2010年刊)
… p.269~270に「金山・萩原のルート問題」として、当初から金山-下呂-萩原という計画だったが、馬瀬村を経由するルートの要望もあった旨を記載。史料として「飛騨縦貫鉄道予定線路採定請願書」が掲載されており、下呂を経由するメリットについて言及している。
また、p.277~278に「下呂駅」として、駅位置について三原地区と幸田地区が候補地として挙がっていたが、総合的見地から幸田の現在地が適当として落着した旨が記されている。史料として駅位置に関する下呂町の「意見書」、「請願書」を掲載。
・『飛騨下呂 通史・民俗』(下呂町,1990年刊)、『同 史料I』(下呂町,1983年刊)
… 『通史・民俗』p.294に「高山本線の開通と下呂駅」として、上記『東海地方の鉄道敷設史』とほぼ同趣旨の記載がある。また、『史料I』p.671~674に、上記「飛騨縦貫鉄道予定線路採定請願書」「意見書」「請願書」を含む関係史料が収録されている。
また、上記とは別に、岐阜日日新聞昭和51年4月1日朝刊に「各駅停車 高山本線 下呂駅(下)」の記事があり、下呂駅開業に携わった人の「鉄道省は測量の結果、地形のよい少ケ野に駅を設ける計画を立てていたが、下呂町の意向で現在地に建設した」との談話が掲載されている。
- 回答プロセス
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1.高山線等岐阜県内の鉄道関係資料、該当地域の市町村史の記述を確認。
2.新聞記事を確認。
- 事前調査事項
- NDC
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- 鉄道運輸 (686)
- 参考資料
- キーワード
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- 高山線
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000228045