レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年02月10日
- 登録日時
- 2015/03/20 10:30
- 更新日時
- 2016/05/24 16:32
- 管理番号
- 4546-2014-021
- 質問
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新古今和歌集より「春の夜の夢の浮橋とだえして峰にわかるる横雲の空」の中の「夢の浮橋とだえして」の解釈をうまく表現しているものはないか。
- 回答
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『源氏物語』巻十 瀬戸内寂聴 講談社 1998
p316「「夢浮橋」という題名のことばは、文中にない。作者は男と女の仲は、所詮、はかない夢の中の逢瀬のようだとでも言うつもりだったのか。」
- 回答プロセス
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古典の授業。
万葉集・古今和歌集・新古今和歌集の中から課題の歌1首の訳、解釈、歌の背景などを調べる課題。
『古今和歌集 新古今和歌集』(日本の古典をよむ5)小学館
で調べていたら「「夢の浮橋とだえして」の表現には、『源氏物語』夢浮橋巻の幕切れが重なり」という記述があり
『源氏物語』を読んだことがないので、という質問。
現代語訳で全巻読みやすいもので瀬戸内寂聴訳を紹介。
巻末に「源氏のしおり」という章ごとの解説があり、その部分が役に立った。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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[紫式部] [著] , 瀬戸内寂聴 訳 , 紫式部, 平安中期 , 瀬戸内, 寂聴, 1922-. 源氏物語 巻10. 講談社, 1998
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002691450-00 , ISBN 9784062758697 -
[紀友則, 紀貫之, 凡河内躬恒, 壬生忠岑] [撰] ; 小沢正夫, 松田成穂 校訂・訳 , [源通具, 藤原有家, 藤原定家, 藤原家隆, 藤原雅経] [撰] ; 峯村文人 校訂・訳 , 紀, 友則, 平安時代 , 紀, 貫之, -946 , 凡河内, 躬恒, 859-907 , 小沢, 正夫, 1912-2005 , 松田, 成穂, 1926- , 源, 通具, 1171-1227 , 藤原, 有家, 1155-1216 , 藤原, 定家, 1162-1241 , 峯村, 文人, 1913-. 古今和歌集. 小学館, 2008. (日本の古典をよむ ; 5)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009630929-00 , ISBN 9784093621755
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[紫式部] [著] , 瀬戸内寂聴 訳 , 紫式部, 平安中期 , 瀬戸内, 寂聴, 1922-. 源氏物語 巻10. 講談社, 1998
- キーワード
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- 新古今和歌集
- 源氏物語
- 夢浮橋
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 高校生
- 登録番号
- 1000169565