レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20180104
- 登録日時
- 2018/12/11 17:54
- 更新日時
- 2018/12/19 13:04
- 管理番号
- 524
- 質問
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安政5年頃の祝儀請目録に「昆布弐駄」「昆布三駄」という記載がある。昆布○駄とは当時どれほどの数量をいったのか知りたい。
- 回答
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以下の資料に昆布○駄についての記述が見つかった。
①『大阪経済史料集成 第6巻 大阪昆布仲買商組合沿革』(兵庫県立図書館請求記号:332.1/64/6)
p.16 「(前略)一束ノ量八貫目ヲ昆布縄ニテ三、四ケ処ヲ結束セリ。之レヲ一駄ト云フ。
五百駄即チ四千貫目ヲ百石トス。但シ水昆布ハ四尺三寸量七貫目ヲ一駄トス。」
「亦安政二年日高国ノ調ニ依レハ壱把四貫五百目トシ、駄昆布ヲ長サ弐尺五寸ニ切リ、
壱駄ノ量二貫目ニナシ、(後略)」との記載あり。
②『昆布』(667.7/2)
p.40-41 「文化年間の旧記中に「(中略)1.江差昆布値段(砂金1匁此銭6百文に付)80駄より90駄位迄
是は江差近在より出産、1駄と申は小把4把にて目方70匁位
東西在々出産1丸目方2貫百匁位にて(後略)」とある。」との記載あり。
③『昆布の道』(667.7/3)
p.153 「(前略)昆布の計算単位の一駄は八貫、三〇キロ、丁度馬一頭に積む量である。」との記載あり。
<雑誌記事論文>
●「近世中期から明治初期の昆布流通に関する歴史地理学的考察」片上 広子著
歴史地理学 41(5), p.17-30, 1999-12
p.24 「表1 釧路および根室地域の昆布生産量の推移」の注釈において、
「1駄は、昆布50枚を1把として4把、すなわち昆布200枚に相当。1駄=8貫=30㎏であり、
(後略)」との記載あり。
この資料はインターネット上で閲覧可能。
http://hist-geo.jp/img/archive/196_017.pdf(最終確認日:2018年12月12日)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 水産製造.水産食品 (667)
- 参考資料
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①大阪経済史料集成刊行委員会 編 , 大阪経済史料集成刊行委員会. 大阪経済史料集成 第6巻. 大阪商工会議所, 1974.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I003888260-00 -
②昆布 : −社団法人日本昆布協会創立10周年記念誌−. 日本昆布協会, 1986.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I046426885-00 -
③大石圭一 著 , 大石, 圭一, 1923-. 昆布の道. 第一書房, 1987.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001860697-00
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①大阪経済史料集成刊行委員会 編 , 大阪経済史料集成刊行委員会. 大阪経済史料集成 第6巻. 大阪商工会議所, 1974.
- キーワード
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- 昆布
- 単位
- 駄
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000248123