レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年06月05日
- 登録日時
- 2016/10/06 00:30
- 更新日時
- 2016/12/07 00:30
- 管理番号
- 1E16003855
- 質問
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解決
マーク・トウェインの作品で、以下の内容のものを探している。マーク・トウェインの少年時代の体験と思われる。
ミシシッピ川が増水し、洞窟のようなところに避難する。ガラガラヘビやウサギも洞窟に避難してきて、水が引くのを一緒に待つが、その間ヘビがウサギを襲ったりしないのが感動的だった。
- 回答
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以下の資料をご紹介しました。
『ハックルベリー・フィンの冒険 上』 (マーク・トウェイン著 西田 実訳 岩波書店,2014.2)
第9章p.96-
主人公のハックと黒人のジムが小島のほら穴に潜伏しているときに、ミシシッピ川が増水するというくだりがある。
p.99- ほら穴の中ではなく、古い倒木の上にはウサギやヘビがいた、という文章がある。
ウサギとヘビが共存するという内容ではないが、他にヘビとウサギが出てくるものは見あたらなかったので、こちらを紹介した。
(※以下に抜粋)
「古い木がぶっ倒れている上には、きまってウサギやヘビやなんかがいた。(中略) ウサギは、腹がへってるもんだから、ばかにおとなしくなって、(中略) だけど、ヘビやカメはだめだ-水の中へするっと逃げちまう。」
- 回答プロセス
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1.マーク・トウェインの自伝を調査。
『マーク・トウェイン自伝』(マーク・トウェイン著 筑摩書房,1984.11)の目次を見るが、該当するようなものはなし。
2.マーク・トウェインの自伝的小説『ミシシッピ河上の生活』(マーク・トウェイン著 文化書房博文社, 1993.3)、を確認。
目次に「第11章 川の増水」とあるが、操船中のできごとで洞窟等は出てこず。
3.ミシシッピ川を舞台としたマーク・トウェインの代表作を調査。
『トム・ソーヤーの冒険(新潮文庫)』(マーク・トウェイン著 新潮社 2012.7)の目次に「第31章 洞窟の迷子」「第33章 洞窟へ」とあり、通読。増水とは関係なし。
『ハックルベリー・フィンの冒険 上(ワイド版岩波文庫)』(マーク・トウェイン作 岩波書店,2014.2)の目次に「第9章 ほら穴」とあり、第9章を通読。ミシシッピ川が増水し、古い倒木の上にはウサギやヘビがいた、という文章がある。ウサギとヘビが共存するという内容ではないが、他にヘビとウサギが出てくるものは見あたらず。
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (933 9版)
- 参考資料
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- 当館書誌ID <0012907497> ハックルベリー・フィンの冒険 上(ワイド版岩波文庫 371) マーク・トウェイン/作 岩波書店 2014.2 978-4-00-007371-4
- キーワード
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- マーク・トウェイン
- ミシシッピ
- ヘビ
- ウサギ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- こども
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000197821