オンラインデータベース ジャパンナレッジ Lib(
http://japanknowledge.com/library/ 2014/08/03 最終確認)でキーワード“白居易”で検索した結果、次の情報がヒットした。
中国、中唐の詩人。字は楽天。号は香山居士。太原(山西省)の人。官は武宗の時、刑部尚書に至る。その詩は平易通俗なことばに巧みに風刺をもりこみ、代表作「新楽府」「長恨歌」「琵琶行」などは多くの愛読者をもった。その詩文集「文集(白氏文集)」は存命中に日本に伝来し、「文選」とともに、もっとも広く読まれた。(七七二〜八四六)
"はく‐きょい【白居易】", 日本国語大辞典, JapanKnowledge,
http://japanknowledge.com, (参照 2014-08-03)
Kotobank(
http://kotobank.jp/ 2014/08/03 最終確認)でキーワード“白居易”で検索した結果、次の情報がヒットした。
“白居易”
中国,唐の代表的文学者。香山居士と号した。太原(山西省)の人。字により,白楽天とよばれることが多い。家は貧しかったが勉学にはげみ,科挙及第ののち803年(貞元19)に任官した。806年(元和1)厔(ちゆうちつ)県(陝西省)の尉となり,このとき《長恨歌》を作って詩人としての名声を得た。次いで中央政府入りして翰林学士となり,左拾遺に昇進し,当時の天子憲宗に気に入られ,しばしば意見書を呈上,さらに昇進を重ねて太子左賛善大夫に至ったが,815年(元和10)の上奏文が原因で江州(江西省)の司馬に左遷された。 (世界大百科事典 第2版の解説)
自館OPACでキーワード“白楽天”や“白居易”で検索した結果、次の資料が見つかったが、該当の詩は見つからなかった。
“白楽天”
『白楽天詩選 上』 白楽天/著 岩波書店 2011 (自館請求記号:B921.43)
『白楽天詩選 下』 白楽天/著 岩波書店 2011 (自館請求記号:B921.43)
『白楽天詩集』 白楽天/著 平凡社 1998 (自館請求記号:921.43)
『漢詩をよむ白楽天100選』 石川忠久/著 日本放送出版会 2001 (自館請求記号:921.43)
“白居易”
『白居易詩鈔』 白居易/著 平凡社 1994 (自館請求記号:080/ハ)
『漢詩選 10』 田中克己/編 集英社 1996 (自館請求記号:921)
検索エンジンGoogle(
http://www.google.co.jp/ 2014/08/03 最終確認)でキーワード“洞房門上掛桑弧”で検索した結果、次のウェブサイトがヒットした。
①搜韻-詩詞門戶網站(
http://sou-yun.com/Query.aspx?type=poem&id=12975&lang=t 2014/08/03 最終確認)
中国のウェブサイトであると思われるが、ここに該当の詩が掲載されており、「崔侍御以孩子三日示其所生詩見示因以二絕句和之 其一(唐·白居易) 七言絕句 押虞韻 顯示自動注释」とある。
質問者が述べていたように、該当の詩は白居易による詩(七言絶句)であることがわかった。
②中華詩詞網 (
http://www.haoshici.com/Baijuyi6301.html 2014/08/03 最終確認)
中国のウェブサイトであると思われるが、ここに該当の詩が掲載されており、タイトルと思しき記述として「崔侍禦以孩子三日示其所生詩見示因以二絕和」とある。ただし、①のウェブサイトの記述と比較して、一部使用されている漢字表記が異なる箇所がある。
検索エンジンGoogle(
http://www.google.co.jp/ 2014/08/05 最終確認)で、該当の詩のタイトルであると思われる“崔侍御以孩子”をキーワードに設定して検索した結果、次のウェブサイトがヒットした。
国立国会図書館サーチ(
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007875766-00 2014/08/03 最終確認)
このページは次の資料の書誌で、「目次」の項目に「巻第五十三 崔侍御以孩子三日示其所生詩見示。因以二絶和之 三二四」とある。
③『新釈漢文大系 105』 岡村繫/著 明治書院 2005 (国立国会図書館請求記号:US1-H29)
上記の資料の所在を確認するため、自館OPACでキーワード“新釈漢文大系”で検索した結果、次の資料が見つかった。
④『新釈漢文大系 105』 岡村繫/著 明治書院 2005 (自館請求記号:928)
p324-326に一部漢字の表記が異なるものの、該当の詩と同一のものであると思われる詩が掲載されている。
詩文A.の通釈に該当する記述として、「母親は部屋の門には弓桑を掛けて(男子誕生の祝言とし)、香水の入った盥のなかで産湯に湯浴みさせる。いまだ産まれたばかりの魂(月齢二、三日の輝く白さ)のようであり、丁度嫦娥が月満ちて玉のような子を産んだようだ。」とある。
詩文B.の通釈に該当する記述として、「財宝金玉と同じように大事に子供を慈しみ、かわいい子供は王侯の位を得るよりも勝っている。「璋を弄せしむ」と歌う『詩経』欺千篇は意味深い傑作であるが、それを聞けば後嗣がいない人をひどく悲しませるものだ。」とある。