レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/08/21
- 登録日時
- 2018/10/14 00:30
- 更新日時
- 2018/10/14 00:30
- 管理番号
- 6900003669
- 質問
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解決
雑誌『少女の友』に載っていた「小さき花々」(吉屋信子/著)という作品について、28巻1号~12号にかけて短篇が連載されていたようだが、その続編があれば知りたい。
- 回答
-
以下の巻号に「小さき花々」(吉屋信子/著)に関連する作品が掲載されていた。
・『少女の友 29(9)』(実業之日本社 1936.8)p.88-105
(「小さき花々」とは書かれていない)
・『少女の友 30(1)』(実業之日本社 1937.1)p.54-62
・『少女の友 33(5)』(実業之日本社 1940.5)p.38-47
・『少女の友 33(6)』(実業之日本社 1940.6)p.38-47
・『少女の友 33(7)』(実業之日本社 1940.7)p.62-70
・『少女の友 33(8)』(実業之日本社 1940.8)p.64-71
・『少女の友 33(9)』(実業之日本社 1940.9)p.64-73
・『少女の友 33(10)』(実業之日本社 1940.10)p.64-71
・『小さき花々』(吉屋信子/著 国書刊行会 2005.1)の解説によると(以下、引用)
「吉屋信子の『小さき花々』は昭和十年から一年間、名作『花物語』の続編として少女雑誌「少女の友」に連載された連作短編集です(中略)こうなってくると昭和十五年、中原淳一が「少女の友」を去る直前まで挿絵を手がけていた『小さき花々』第二期の作品群も気になるところ。」
・『小さき花々 河出文庫』(吉屋信子/著 河出書房新社 2010.7)の解説によると(以下、引用)
「『小さき花々』は昭和十年『少女の友』に連載され、翌年に実業之日本社より単行本化された(その後、おなじく『少女の友』にて連載がつづいたが、本書に収録された「女の子」〈夏期増刊号/一九三六年八月刊〉以外、その際の作品は単行本としてまとめられていない)。」(p.232)
とあり、『小さき花々』が続いていたことが分かる。そこで、1940年(昭和15年)の『少女の友』の現物を確認したところ、以下のことが分かった。
・『少女の友 33(4)』
p.83に次号予告があり、(小さき花々の)「続編のつもりで、来月から、書きます。」
・『少女の友 33(10)』
p.71に作者追記があり、「小さき花々の毎月の短編は、ひとまづここで今年中お休みして」
[事例作成日:2018年8月21日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (913 8版)
- 日本文学 (910 8版)
- 参考資料
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- 少女の友 [~1945.8] 実業之日本社 29(9) 夏休み特別増刊号 (88-105)
- 少女の友 [~1945.8] 実業之日本社 30(1) (54-62)
- 少女の友 [~1945.8] 実業之日本社 33(5) (38-47)
- 少女の友 [~1945.8] 実業之日本社 33(6) (38-47)
- 少女の友 [~1945.8] 実業之日本社 33(7) (62-70)
- 少女の友 [~1945.8] 実業之日本社 33(8) (64-71)
- 少女の友 [~1945.8] 実業之日本社 33(9) (64-73)
- 少女の友 [~1945.8] 実業之日本社 33(10) (64-71)
- 小さき花々 吉屋/信子∥著 国書刊行会 2005.1
- 小さき花々 吉屋/信子∥著 河出書房新社 2010.7 (232)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- 出版情報
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000243814