レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年09月07日
- 登録日時
- 2016/09/07 14:50
- 更新日時
- 2017/04/08 11:41
- 管理番号
- 吹-20-2016-003
- 質問
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解決
『拾遺集』および『拾遺抄』収録の「さくら散るこの下風」ではじまる歌の意味
- 回答
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「桜散る木の下風は寒からで空に知られぬ雪ぞふりける」紀貫之
『拾遺集注釈』(竹鼻績/著 笠間書院 2014.9)P99~102
「桜の花の散る木の下を吹く風は寒くはなくて、空には見たこともない雪が降っている」
『新日本古典文学大系7』(佐竹昭広/[ほか]編 岩波書店 1990.7)P20
「桜が散る木の下を吹く風は寒くはないが、空には知られていない雪、落花の雪が降っている」
『鑑賞日本古典文学7』(角川書店 1978.2)P313~314
「さくらの花の散る木の下を吹く風は寒くはなくて、空にはほんとうの雪ではない雪が降ったことだ」
上記すべての資料に歌の全文・注釈あり。
- 回答プロセス
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『新編国家大観 1巻 勅撰集編 索引』で「さくらちる このしたかせは さむからて そらにしられぬ ゆきそふりける」という該当の紀貫之(きのつらゆき)の歌が 拾遺集の64番 拾遺抄の42番の歌と確認した。次に当館の検索機で、キーワード「拾遺」で検索し資料を取り寄せ、歌の意味がのっていることを確認して提供。
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
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竹鼻績 著 , 竹鼻, 績, 1933-. 拾遺抄注釈. 笠間書院, 2014.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025755264-00 , ISBN 9784305707147 -
佐竹昭広 [ほか]編 , 小町谷, 照彦, 1936-2014. 新日本古典文学大系 7. 岩波書店, 1990.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002025580-00 , ISBN 4002400077 -
窪田‖章一郎. 鑑賞 日本古典文学 第7巻. 角川書店, 1978.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I017944793-00 -
「新編国歌大観」編集委員会 編. 新編国歌大観 第1巻 (勅撰集編). 角川書店, 1983.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001605755-00
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竹鼻績 著 , 竹鼻, 績, 1933-. 拾遺抄注釈. 笠間書院, 2014.
- キーワード
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- さくらちるこのしたかせは
- 拾遺集
- 拾遺抄
- 紀貫之(きのつらゆき)
- 拾遺和歌集
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000196685