有名なものとしては
・二十四の瞳(壷井栄)
・青春デンデケデケデケ(芦原すなお)
・海辺のカフカ 上 村上春樹/〔著〕 新潮社 2002.9
があげられると思う。
当館WebOPACで分類K9360で検索すると
香川を舞台にした小説があるていど検索できることを紹介。
厳密にタイトル数がいくつであるかをお答えすることは困難であると説明して終了。
(文献で紹介されている香川を舞台にした小説)
・高校生のための香川の文学 『高校生のための香川の文学』編集委員会/ 香川県高等学校教育研究会国語部会 2002.3
に次の作品が紹介されている。
二十四の瞳(壷井栄)、柿の木のある家(壷井栄)、二銭銅貨(黒島伝治)、青春デンデケデケデケ(芦原すなお)、暗夜行路(志賀直哉)、生活の探求(島木健作)、金比羅(森鴎外)
・国語便覧 香川県版 香川県中学校国語科資料研究会,浜島書店編 浜島書店 2001.12
二十四の瞳(壷井栄)、母のない子と子のない母と(壷井栄)、二銭銅貨(黒島伝治)、愛恋無限(中河与一)、青春デンデケデケデケ(芦原すなお)等が紹介されている。
・香川の文学散歩 香川の文学散歩編集委員会/編 香川県高等学校国語教育委員会 1992
p.102-104に一部分に高松が出てくる小説として次の2作品が紹介されている。
放浪記(林芙美子)、隣の匂い(向田邦子)
※関連情報 6月21日付・向田邦子熱と高松 2009/06/21 四国新聞
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/column/article.aspx?id=20090621000033「・・・ 久世さんは向田を「漂泊(さすらい)の<転校生〉」と呼んだ。宇都宮の西原尋常小学校に入学し、東京・目黒、鹿児島と移って、高松市立四番丁国民学校(現小学校)を卒業。小学校だけで4校。
・・・ 向田の、高松での暮らしは1941(昭和16)年4月から、県女と呼ばれた県立高松高等女学校(現高松高校)に入学してからの1学期だけ、計約1年4カ月間。もちろん、時代は戦前である。
父親の保険会社と社宅が、玉藻城の濠(ほり)と隣り合っていた。エッセー集「父の詫(わ)び状」(文春文庫)の中で「夏の夕方の、瀬戸内特有の夕なぎ時には、濠の水も煮立つように熱いすえた匂(にお)いを放つ」と風土も的確にとらえている。・・・」
・讃岐の文学散歩 佐々木正夫/著 四国毎日広告 1970.9
に次の作品が紹介されている。
暗夜行路(志賀直哉)、二銭銅貨(黒島伝治)、四国路(上林暁)、放浪記(林芙美子)、生活の探求(島木健作)、愛恋無限(中河与一)、地に満つる愛(竹田敏彦)、異母兄弟(田宮虎彦)、青い唐辛子(滝口春男)、二十四の瞳(壷井栄)、金比羅(森鴎外)、新平家物語(吉川英治)、
・新讃岐の文学散歩 佐々木正夫/著 四国新聞社 1998.6
上の「讃岐の文学散歩(旧版)」で紹介しているものの他に、 青春デンデケデケデケ(芦原すなお)、団蔵入水(戸板康二) が紹介されている。
(過去の同様のレファレンスによるもの)
・香川学のすすめ 2 四国新聞社出版部/編 四国新聞社 1995.9
に菊池寛の「父帰る」と「義民甚兵衛」が紹介されている
またそのときは書架で次のものを探して紹介していた
瀬戸内寂聴 白い道
白石一郎 海の夜明け
吉村昭 海も暮れきる
司馬遼太郎 空海の風景
杉森久英 小説菊池寛
蒼井雄 瀬戸内海の惨劇
(08/11/24追記)
・四国近代文学事典 和泉事典シリーズ 浦西和彦/著 和泉書院 2006.12
※巻末に、次の索引あり。
・四国出身文学者名簿(※香川県の項に、約170人掲載あり。生没年、ジャンルもわかる。)
・四国県別枝項目(作品名)索引(※香川県の項に、舞台となった約60作品掲載あり。)