レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年5月12日
- 登録日時
- 2016/05/19 12:18
- 更新日時
- 2017/03/18 17:01
- 管理番号
- 長野市立長野-16-001
- 質問
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解決
「いちはつの花咲き出でて我身には」からはじまる歌の作者と全文、訳が載っている本が見たい。
- 回答
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「いちはつの花咲き出でて我身には今年ばかりの春ゆかんとす」
正岡子規による短歌。
訳や解釈が載っている本として、『正岡子規』(藤川 忠治/著)、『子規 百首・百句』、『日本近代文学大系16』などをご案内した。
- 回答プロセス
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「いちはつの花咲き出でて我身には」までが判明していたため、『現代短歌大事典』で探すとp189に該当の詩歌あり。正岡子規の短歌であることと全文があった。
これによると「竹の里歌」に収録されているものだと分かったので、館内OPACで「竹の里歌」を検索。いくつか本があったので、中を確認し、訳と解釈がついているものとして『日本近代文学大系16』を発見した。
また、正岡子規に関する資料にも入っているのではと考え、正岡子規に関する資料の棚でも中身を確認し、『正岡子規』(藤川 忠治/著)、『子規 百首・百句』を発見。
また『日本名歌集成』に載っているのも発見し、以上をもって案内とした。
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911)
- 参考資料
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- 『正岡子規』 藤川 忠治/著 桜楓社 1980.7 <911.6/マ> (p221 解釈付き。)
- 『子規 百首・百句』 今西 幹一/著 和泉書院 1990.5 <911.16/マ> (p 解釈付き。)
- 『日本の詩歌 3』 中央公論社 1979.5 <911.08/ニ/3> (p93 連作の一つとして少し触れられている。)
- 『正岡子規の短歌の世界『竹の里歌』の成立と本質』 今西幹一 有精堂出版 1990.1 <911.16/マ>
- 『斎藤茂吉全集 第23巻』 斎藤茂吉/著 岩波書店 1947.9 <918.68/サ/23> (「正岡子規短歌合評」)
- 『現代短歌大事典』篠 弘/監修 三省堂 2000.6 <R911.16/ケ> (p189)
- 『日本名歌集成』 秋山 虔/〔ほか〕編 学灯社 1988.11 <911.10/二> (p385)
- キーワード
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- 正岡子規
- いちはつの花
- 竹の里歌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000192449