レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/12/17
- 登録日時
- 2015/03/25 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:36
- 管理番号
- M14121717369299
- 質問
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岡山県内で使われるじゃんけんの掛け声にはどんなものがあるか。
- 回答
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・『岡山の童うたと遊び』(資料①)には、以下のとおり記載がある。
「現在、“ジャンケンホイ、アイコデショ、ショッショデショ、ショ、ショ”が一般的で、“ジャンケンポン”とか“ジャンケイポイ”ともいっている。しかし、ジャンケンの言葉は、地方によって相当な変化をしていた。
リンマンキシ。リーターホイ(岡山市)
チツチノホイ(岡山市、浅口、児島、苫田)
チンケンホイ(御津、川上)
ジイシャホイ。ジャラジャラスッケンホイ。チンケンホエー、アイコデサー。センリーシャタ、イノタ(総社市)
チュンマンヘ(都窪)
チリューホイ イッチンホイ(倉敷市)
シューケンホイ(英田)
ワンテーカーホイ(津山市)
チンケンホン(阿哲)
チッチノホイ(苫田)
などとなっている。」
・『岡山県につたわるこどもの遊び』(資料②)には、「“わんてえか”というのは、ジャンケンのことで、むかし津山地方だけで使われていたことばですが、今ではまったく使われていないようです。」、「岡山市内では“リッチンホイ”とか、“リッチンター”と言ってジャンケンをしていた」との記載がある。なお、「現代では、テレビなどの影響で“ジャンケンポン”が全国共通のことばになってしまいました」と補足されている。
・『伝承遊び考 4 じゃんけん遊び考』(資料③)には、全国のじゃんけんの掛け声が紹介されている。じゃんけんの掛け声の中でも、「短くて強く、鋭い」、また「鋭い掛け声の中に多くの期待、情熱、決意をこめ、肩や両手に力を託す」ものを「短詞型」、詞句が長くなるものを「中詞型」や「長詞型」などと分類して詞句が紹介されている。さらに、「掛け声の最初の語句を五十音順に列挙し、資料の多出地域をその掛け声の流布している区域と見なし、その都道府県名を多少の順に記載」している。
市町村地域までの詳細な記載はないが、岡山県の事例も紹介されいる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 方言.訛語 (818 9版)
- 参考資料
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①立石憲利『岡山の童うたと遊び』岡山 日本文教出版,1981,172p. 参照はp.148-150.
②岡山県小学校体育連盟『岡山県につたわるこどもの遊び』光文書院,1983,160p. 参照はp.150-151.
③加古里子『伝承遊び考 4 じゃんけん遊び考』小峰書店,2008,394,3p. 参照はp.69-245.
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①立石憲利『岡山の童うたと遊び』岡山 日本文教出版,1981,172p. 参照はp.148-150.
- キーワード
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- ジャンケン
- じゃんけん
- 掛け声
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2014121717302969299
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000169846