レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/06/28
- 登録日時
- 2009/01/23 02:11
- 更新日時
- 2009/01/27 13:14
- 管理番号
- 埼久-2008-026
- 質問
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解決
字や言葉を覚える方法で、五・七・五調などのリズムを用いて覚える方法をまとめた本が読みたい。
(例)巳、己→「み」は上に、「おのれ」、「つちのと」下につき。秋の七草→「はぎ、すすき、ききょう、なでしこ、おみなえし、…」(五、七、五、…)
- 回答
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『日本教科書大系 往来編 7 語彙』(石川謙 講談社 1978)の「解説二 字尽型の往来群」で漢字を記憶し使用できるようにと試みた往来が紹介されている。p51には、「B 文字の集団習得への工夫」という節があり、この中で『字臨長歌』という資料(寛永年間に著された資料)が紹介されている。p359-396が本文の活字版で、個々の文字を集団ぐるみで覚える工夫との記述があり。
『図説 ことばあそび遊辞苑』(荻生待也 遊子館2007)の第3章が「音数遊び系ことばあそび」、また第7章が「洒落系ことばあそび」の内容となっており、語呂合せ○○覚えなどの記述があり。
以上を紹介する。
- 回答プロセス
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いわゆる「言葉遊び」の中の「字覚え歌」などが質問の内容に近いのではないかと考え、関連する資料をあたったが、「リズムを用いた」という点では、まとまった資料が見あたらず。
言葉遊び関係の調査済み資料
『ことば遊びの楽しみ』(阿刀田高 岩波書店 2006)
『ことば遊びの世界』(小野恭靖 新典社 2005)
『日本のことば遊び』(小林祥次郎 勉誠出版 2004)
『絵入りことば遊びを読む 江戸の洒落』(渡辺信一郎 東京堂出版 2000)
『回文ことば遊び資料館』(杉本寛 東京堂出版 1998)
『回文ことば遊び辞典』(上野富美夫 東京堂出版 1997)
『ことば遊び』(鈴木棠三 中央公論社 1982)
『子供が喜ぶことば遊び・文字遊び』(石田泰照 文教書院 1986)
『漢字遊びハンドブック 応用自在』(馬場雄二 仮説社 1987)
『ことば遊び ことば読本』(谷川俊太郎 河出書房新社 1990)
『言葉遊び』(ピエール・ギロー 白水社 1979)
『ことば遊びコレクション』(織田正吉 講談社 1986)
『ことば遊びの民族誌』(江口一久 大修館書店 1990)
その他、英語の覚え歌集として、『英語のニーモニック』(友清理士 研究社 2001)がある。県立図未所蔵だが質問館で所蔵しているので参考までに紹介する。
- 事前調査事項
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以下の本には見あたらず。
「記憶術のススメ」(岩井洋 青弓社 1997)「学習術は丸暗記でつける」(多湖輝 新講社 2003)「速読法と記憶法」(粟田 昌裕 KKベストセラーズ 2001)「“漢字”常識百科 楽しみながら覚えられる本」(友人社 ダイヤモンド社 1986)
- NDC
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- 研究法.指導法.言語教育 (807 9版)
- 参考資料
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- 『日本教科書大系 往来編 7』(石川謙 講談社 1978)
- 『図説 ことばあそび遊辞苑』(荻生待也 遊子館 2007)
- キーワード
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- ことば遊び
- 言語遊戯
- 漢字
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000051020