レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年07月18日
- 登録日時
- 2016/12/18 16:36
- 更新日時
- 2016/12/20 17:42
- 管理番号
- r173
- 質問
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解決
東京オリンピックの競技のマーク(ピクトグラム、絵文字)が見たい。また、マークを作った人が知りたい。
- 回答
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・『ピクトグラム〈絵文字〉デザイン』(太田幸夫/著 柏書房 1987)
p.60「東京オリンピック」に、「勝見勝のデザイン・ディレクションは、ピクトグラムの効果をあらたに世界に示したものとして、高く評価されている。中でも競技種目をデザインした山下芳郎氏の認識と実践からは、(略)教えられること大である。」とあります。
p.394-396に「東京オリンピック・競技シンボル」の掲載があります(20種)。
p.397に「東京オリンピック・施設シンボル」の掲載があります(36種)。
また、p.36、39、87、114に東京オリンピックに関するピクトグラムが掲載されています。
・『TOKYOオリンピック物語』(野地秩嘉/著 小学館 2011)
p.209-231「第六章 「ピクトグラム」」に、東京オリンピックのデザイン責任者勝見勝氏とそのチームの仕事についてまとめられています。ピクトグラム(図)の掲載はありません。
・『記号の事典 セレクト版』(江川清/〔ほか〕編 三省堂 1996)
p.101-102「スポーツ競技の絵文字」
東京(1964年)、メキシコ(1968年)、ミュンヘン(1972年)、モスクワ(1980年)、ロサンゼルス(1984年)の各オリンピックの競技絵文字(22種目)を掲載しています。
・『記号学大事典』(坂本百大/〔ほか〕編 柏書房 2002)
p.62-63の太田幸夫/著「オリンピックの競技シンボル」に、「1964年の東京オリンピックの際にデザイン評論家の勝見勝(1909~83)によって、初めて本格的に整えられた。」とあります。
・『世界のサインとマーク』(村越愛策/監修 世界文化社 2002)
p.84-85「世界の人々を案内するスポーツの記号」に「東京オリンピックが日本の転機」の見出しの項があります。
東京、メキシコ、ミュンヘンオリンピックの競技絵文字(5種目)を掲載しています。
また、独立行政法人 国民生活センターの連載記事「マークあれこれ」の第18回テーマが重光純/著「ヨーロッパで生まれ日本で発展 ピクトグラム」であり、ウェブ上で公開されています。
・独立行政法人 国民生活センター「マークあれこれ バックナンバー」
http://www.kokusen.go.jp/wko/data/bn-semark.html (2016.7.6確認)
・「第18回 ヨーロッパで生まれ日本で発展 ピクトグラム」[PDF形式]
http://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-201402_06.pdf
以下の資料は、1964年の東京オリンピックのピクトグラムに関する詳細な記述は確認できませんでした。
しかし、オリンピックのピクトグラムに関する記述がありますので、参考までにお知らせします。
・『図説サインとシンボル』(アドリアン・フルティガー/著,小泉均/監訳,越朋彦/訳 研究社 2015)
p.358「イベント用のピクトグラム・システム」
・『マークの秘密がわかる本 親子のためのもの知り大図鑑』(全国素朴な疑問研究会/編著 日東書院本社 2008)
p.208-209「オリンピック競技のシンボルマーク」
・『ジュニア記号の大事典』(太田幸夫/監修 くもん出版 2005)
p.160-162「競技種目の記号」
国体、札幌冬季オリンピック、メキシコオリンピック、ミュンヘンオリンピックのピクトグラムを掲載しています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- グラフィックデザイン.図案 (727)
- 言語学 (801)
- 参考資料
- キーワード
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- ピクトグラム
- 東京オリンピック
- 1964年
- 競技
- 種目
- シンボルマーク
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000203548