レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/05/24
- 登録日時
- 2018/12/05 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:39
- 管理番号
- M18071716390429
- 質問
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1964年東京オリンピックの聖火リレーで、岡山を通った時のルートと、参加した走者について
- 回答
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参加した走者については、全員ではないが参照した新聞記事から名前と学校、学年が確認できる。
・『20世紀の記録』(資料①)には、第一走者の写真、リレーの様子を上空から写した写真がある。「聖火はリレー隊の手で玉野から岡山市に運ばれ、県庁で二泊。二三日午後、秋色の吉備路を東にひた走って備前市を抜け、兵庫県側にリレーされた」と本文にあり。写真の解説には「国道30号をリレーされ、岡山市内の中心部へ。(中略)、同市中山下の交差点を曲がり、県庁方面へ。」とある。
・昭和39年9月21日『山陽新聞夕刊』(資料②)によると、
国道フェリー高松桟橋前で香川県から岡山県への聖火引渡し式が行われ、その後聖火輸送船「こんぴら丸」は21日午後12時40分に宇野港に到着、走者スタート。そこから宇野駅前へ。児島干拓平野を突き抜ける国道30号線を北上し、午後1時過ぎに玉野市郊外から田井峠へ。岡南病院入口から槌ケ原停留所へ向かい、宇藤木停留所へ。笹ケ瀬橋を通過し、川崎病院前でこの日の最終ランナーが聖火を引き継ぎ、岡山県庁に午後3時25分に到着。(17区間44.1キロメートル)
・昭和39年9月22日『山陽新聞朝刊』(資料③)でも、同様にルートの記載がある。聖火リレー走者に選ばれた女子生徒を取り上げた記事が掲載されている。
・昭和39年9月23日『山陽新聞朝刊』(資料④)、では、「23日9時25分岡山県庁を出発、国道2号線に入り、西大寺市、上道郡上道町、邑久郡長船町、和気郡備前町、和気郡三石町の順で吉備路を東に進み、午後1時59分船坂峠を越えたところで兵庫県側に聖火が引き渡される予定」とあり、昭和39年9月23日『山陽新聞夕刊』(資料⑤)より、「43区間、八十五.二キロの全コースを完走して船坂峠で無事兵庫県側へ引き渡された」とあり。
・平成25年9月29日『山陽新聞朝刊』(資料⑥)には、当時の聖火リレー走者を務めた神達靖久氏(岡山陸上競技協会専務理事)の記事で、「県庁から旭川に架かる相生橋を渡り、国道250号を北に岡山市中区森下町までの1キロを走った」とある。
その他、資料⑦、資料⑧にもリレーの様子を掲載した記事、資料⑨には玉野市内を走った3走者の記事などがある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- スポーツ.体育 (780 9版)
- 参考資料
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①『20世紀の記録』 山陽新聞社,2000,251p.参照はp.126.
②昭和39年9月21日『山陽新聞夕刊』1面,5面
③昭和39年9月22日『山陽新聞朝刊』1面,4面,9面,13面
④昭和39年9月23日『山陽新聞朝刊』15面
⑤昭和39年9月23日『山陽新聞夕刊』1面
⑥平成25年9月29日『山陽新聞朝刊』36面
⑦平成14年2月27日『山陽新聞朝刊』27面
⑧平成15年9月19日『山陽新聞朝刊』25面
⑨平成30年6月12日『山陽新聞朝刊』30面
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①『20世紀の記録』 山陽新聞社,2000,251p.参照はp.126.
- キーワード
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- 聖火
- 東京オリンピック
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2018071716375190429
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000247154