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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000195623
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2016-036
事例作成日
(Creation date)
2015年09月01日登録日時
(Registration date)
2016年08月05日 11時32分更新日時
(Last update)
2016年11月02日 14時15分
質問
(Question)
「マッカーサー踊り」という民踊について次のことを知りたい。
(1)どういう踊りか(振り付け)
(2)地域分布の状況
(3)発生と契機
(4)現在、伝播していない理由
回答
(Answer)
「マッカーサー踊り」という言葉は、質問者事前調査インターネット情報以外見つからなかった。
GHQが後ろ盾だった憲法普及会が新憲法の理念を普及させようと、昭和22年5月3日憲法施行の日に発表した「憲法音頭」の存在を確認したが、「マッカーサー踊り」と「憲法音頭」に関連については分からなかった。
回答プロセス
(Answering process)
1 自館目録を検索する
〈全項目:マッカーサー踊り〉で検索したがヒットせず。
〈マッカーサー〉〈日本占領〉で検索し、ヒットした以下の資料を確認する。
『マッカーサー』(袖井林二郎ほか編 日本放送出版協会 1982)
 p118 「〔写真〕288 食料危機に対するマッカーサー元帥の心からなる救助に感謝する盆踊り大会」東京都下で、1946年夏」あり。  

2 事前調査の内容から群馬県関係資料を調査する
『前橋市史 5』(前橋市史編さん委員会編 前橋市 1984)
 p590「憲法施行は昭和二十二年五月三日であったが、この憲法普及のため、新憲法音頭などもつくられ、婦人会などをとおして徹底方策が進められた。」との記述はあるが、「マッカーサー音頭」については記述なし。

3 インターネット情報の調査
《Google》( http://www.google.co.jp/  Google)を〈"マッカーサー踊り"〉で検索する。
 質問者事前調査の「カスリン台風の災害」を確認する。
《Google ブックス》( http://books.google.co.jp/  Google)を〈"マッカーサー & 踊り"〉で検索する。
 事前調査情報の「カスリン台風の災害」のみヒットする。
《法学館憲法研究所》
「「憲法音頭」の誕生と消滅」(和田登(児童文学者))( http://www.jicl.jp/hitokoto/backnumber/20060904.html  法学館憲法研究所)
 「終戦直後の昭和21年11月、新憲法が公布され、翌年の5月3日、それが施行されたことは周知のことであるが、その施行日に発表された歌の一つが「憲法音頭」である。作詞・佐藤ハチロー、作曲・中山晋平。依頼主は憲法普及会。以下普及会“と呼ぶことにするが、この普及会なるものは、たてまえは半官半民であるが、実質はマッカーサーを頭にした占領軍の後ろ盾によってできた政府色の濃い顔ぶれとなっている。」
 記事執筆者による『踊りおどろか「憲法音頭」 その消えた謎の戦後』(和田登著 本の泉社 2006)が紹介されている。

4 『踊りおどろか「憲法音頭」』の内容確認
『踊りおどろか「憲法音頭」』(和田登著 本の泉社 2006)
 「マッカーサー踊り」の記述はないが、「憲法音頭」の制作過程と普及啓発について書かれている資料。普及しなかったことについても触れられている。
 p250-251「憲法音頭」の歌詞、p252-253振り付けが掲載されている。附録として「憲法音頭」のCDあり。
 p12「中山晋平作品目録 年譜」(中山卯郎編著 豆ノ樹社)(当館未所蔵)の引用が掲載されている。憲法音頭は「作詞・サトウハチロー。歌は市丸と波岡惣一郎。それがレコード化されコロムビアから発売されたのが、「昭和二二年五月」という記述があり。また、別名「チョンホイ音頭」ともあり、「昭和二二年五月新憲法施行に際して憲法普及会の制定。藤間勘十郎・花柳壽輔振付」(後略)」との記述あり。
 p31「憲法音頭」の参考文献として「新憲法の誕生」が紹介されている。また、憲法普及会の「憲法講話」も挙げられているが、当館未所蔵、《国会図書館デジタルコレクション》は館内閲覧限定。
 p101「「憲法音頭」は、時代の政局の陰に隠れて背後に押しやられてしまった。"普及会"では推定で百万人が歌い踊ったと記録しているが(後略)」
 p141「何しろ時代は米ソの波に乗って高揚することや、戦争放棄を歌った条文そのものを何とかして無効にしてしまおうとする占領政策が進行し、かえって「憲法音頭」がじゃまになってきた感さえある。」
 主要文献として「事業概要報告書」(憲法普及会 1947.12)が挙げられている。

5 「憲法音頭」について調査
《国会図書館デジタルコレクション》( http://dl.ndl.go.jp/  国会図書館)を〈憲法音頭〉で検索する。
「事業概要報告書」(憲法普及会 1947.12)
 p53-58(33-36コマ)「八、憲法音頭の作成、振付並に普及」の項目
 p53(33コマ)レコード製作や振付・録音等の基本情報あり。
 p54-57(34-35コマ)歌詞、振付の記述あり。
 p53(33コマ)に憲法音頭舞踊発表公演に関して、「憲法施行祈念講演会 日比谷公会堂」(五月三日午後三時)とあり。
 p58(36コマ)に「レクリエーションイベント 後楽園」(五月四日午 後七時)との記述あり。この発表公演について、「右は中央における発表会であるが、これを皮切りに音頭大会は期せずして全国的に繰り展げられ、都鄙至るところに笛の音、太鼓の音は響き渡つた。各地よりの報告によれば、大体一ヵ所の発表会に参加せる人員は二千名、これを全国的に通算すれば実に百萬を突破するものと思われる。かゝる運動はすべて下から盛りあがり、喜び楽しみながら参加するものであって、普及活動として注目すべきものと考えられる。」との記述あり。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1444970  国会図書館)

6 新聞記事の調査
《聞蔵Ⅱビジュアル》(朝日新聞社)を〈マッカーサー踊り & 1945.8.15-1950.12.31〉で検索したがヒットせず。
《毎索》(毎日新聞社)を〈マッカーサー音頭〉で検索したがヒットせず。
 〈憲法音頭〉で検索すると7件ヒット。
 「牧太郎の大きな声では言えないが…:市丸と「憲法音頭」」『毎日新聞2009年4月28日 東京夕刊 2頁 総合面』
 「昭和22年5月3日「憲法施行の日」に発表された「憲法音頭」(作詞・サトウハチロー、 作曲・中山晋平)。GHQが後ろ盾だった憲法普及会が新憲法の理念を普及させようと市丸さんに歌わせた。」

その他調査済み資料
『大宅壮一文庫雑誌記事索引総目録 人名編 5』(大宅壮一文庫 1985)
 p1058-1060「マッカーサー,ダグラス」の項目では該当しそうな記事なし。
《国会図書館サーチ》( http://iss.ndl.go.jp/  国会図書館)
《群馬県内図書館横断検索》( http://ufinity52.jp.fujitsu.com/cass/usrshd.do?tenantId=gunma  群馬県立図書館)

ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2015年8月30日。
事前調査事項
(Preliminary research)
個人サイト《カスリン台風の災害》( http://sky.geocities.jp/amb_akagi/mytown/j-kathleen/
「あの大惨事を思い起して 石田栄内さん(長井小川田)」
「[9月]15日は小川田弁天様の秋祭りで、青年団はマッカーサー踊りの当日で、毎晩姉兄も練習していた。」
※カスリーン台風は昭和22(1947)年
※出典は「忘れられぬあの日 : カスリーン台風から50年」(上毛新聞社出版局企画編集 群馬県河川課 1998)(群馬県立図書館所蔵)
NDC
関東地方  (213 9版)
舞踊.バレエ  (769 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
MacArthur Douglas(マッカーサー ダグラス)
憲法音頭
カスリーン台風
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000195623解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

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