レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年09月21日
- 登録日時
- 2018/10/08 00:30
- 更新日時
- 2019/01/05 00:30
- 管理番号
- 3A18005263
- 質問
-
未解決
『流浪の戦国貴族 近衛前久 : 天下一統に翻弄された生涯』(谷口研語/著 中央公論社, 1994)によると、
「天正13年 1585年7月 豊臣秀吉が関白就任直前に近衛前久の猶子となるが、その際に近衛家に伝わる刀を譲りうけた」とされる。
その刀について書かれた本や刀の由来について書かれた本などはないか。
- 回答
-
残念ながら、この刀の由来等がわかる資料は見つかりませんでした。参考までに以下の資料をご案内しました。
商用データベース「JapanKnowledge」(日本大百科全書(ニッポニカ))及び(日本国語大辞典)の「長船(おさふね)」の項に、「備前国長船(岡山県邑久郡長船町)、またはその付近に住んだ刀工の打った刀」とあります。
電子書籍 EBOSCOeBooks 『日本刀銘鑑 第3版』(石井昌國/編,雄山閣出版,1979)
p.1168-1171に、「吉光」の銘を使用した刀工の一覧があり、「備州長船吉光(びしゅうおさふねよしみつ)」の初代から五代までの名前、刀剣に記された略年号等が記載されています。
尚、岡山県に「備前おさふね刀剣の里 備前長船刀剣博物館」がございますのでホームページをご紹介いたします。
瀬戸内市:「備前おさふね刀剣の里 備前長船刀剣博物館」
http://www.city.setouchi.lg.jp/token/ (2018.10.06確認)
- 回答プロセス
-
1.質問者の提示した資料1の秀吉関白就任頃のページを確認し、
p.198の1行目から6行目、およびp.201の9行目から12行目の記述から、
・龍山(前久)所持の長船吉光の刀
・織田信長の形見の品
・秀吉が関白就任の際に、近衛前久から豊臣秀吉に譲られたもの
であることを確認する。
2.商用データベース「JapanKnowledge」で“長船吉光”を検索したがヒットなし。
”長船”のみで検索すると、資料2、3が見つかる。
3.「電子書籍EBSCO eBooks」で“長船吉光”を検索し、資料4を見つける。
4.サーチエンジン「google」でキーワード“長船”ד刀剣”を検索し、資料5のウェブサイトを見つける。
5.当館所蔵検索で件名“刀剣”×フリーワード“豊臣秀吉”で検索するが、有用資料なし。
- 事前調査事項
- NDC
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- 金工芸 (756 9版)
- 参考資料
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- 当館書誌ID <0000416922> 流浪の戦国貴族近衛前久 -天下一統に翻弄された生涯-(中公新書 1213) 谷口 研語/著 中央公論社 1994.10 9784121012135 (資料1)
- 商用データベース「JapanKnowledge:日本国語大辞典」 (資料2)(2018.10.6確認)
- 商用データベース「JapanKnowledge:日本大百科全書(ニッポニカ)」 (資料3)(2018.10.6確認)
- 電子書籍 EBSCOeBooks 『 日本刀銘鑑 :第3版』(石井昌國/編,雄山閣出版,1979) (資料4)(2018.10.6確認)
- 瀬戸内市:備前おさふね刀剣の里 備前長船刀剣博物館 http://www.city.setouchi.lg.jp/token/ (資料5)(2018.10.6 確認)
- キーワード
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- 刀剣
- 豊臣秀吉
- 近衛前久
- 長船吉光
- 日本刀
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000243489