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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000233650
提供館
(Library)
宮城県図書館 (2110032)管理番号
(Control number)
MYG-REF-170100
事例作成日
(Creation date)
2015/12/12登録日時
(Registration date)
2018年03月30日 00時30分更新日時
(Last update)
2018年03月30日 00時30分
質問
(Question)
伊達家に伝来した,弁慶所持と伝わる薙刀について書かれているものはあるか。
回答
(Answer)
下記資料に記載がありました。※【 】は当館請求記号
資料1 福永酔剣『日本刀大百科事典 4』雄山閣出版, 1993【756.6/フス93Y/4R】
p.325「べんけいのなぎなた 〔弁慶の薙刀〕」の項
「武蔵坊弁慶所持の薙刀。奥州本吉郡(宮城県)の田束山は,安元(一一七五)年中,藤原秀衡が七十余坊を建立した巨刹であった。(1)ここに弁慶の薙刀と称するものが伝来していたので,天和三年(一六八三)の冬,伊達家でこれを召し上げた。(2)伊達家には,昔から伝来,刃長二尺六寸一分(約七九・一センチ)の薙刀があった。「国重」と在銘のほかに,「昔者武蔵坊弁慶之所持也 我伊達伯世々伝為重器者也」と朱銘があった。(3)平泉から召し上げた,という大薙刀もあった。刃長三尺二寸六分(約九八・九センチ)で,藩主重村が,「伝言武蔵坊者之眉尖刀也 蔵于武庫也亦久矣回記 三尺晴雪 利用防君子身(花押)」,と銘を入れさせた。柄は黒漆塗りだったが,鞘は白鞘のままだった。」

資料2 福永酔剣『皇室・将軍家・大名家刀剣目録』雄山閣出版, 1997【756.6/フス977/R】
pp.212-213「大名家刀剣目録」-「奥州仙台伊達家刀剣目録」-「三六 弁慶 小長刀」の項
「銘国重 長弐尺六寸壱分(約79・1cm)。(この銘がよければ,古剣書に永延(九八七)ごろ,「平安城国重」と切る者を上げていることから,これに当たることになる)。」
p.220「六五 弁慶大御長刀」の項
「無銘,長三尺弐寸六分(約98・8cm) (宮城県本吉郡の本吉町と歌津町との境界線上にそびえる田束山(五一二m)は,平安の昔に僧坊三八〇もある,修験の道場だった。ここに弁慶の薙刀と西木戸国衡の太刀が伝来していたので,天和三年(一六八三)の冬,四代藩主・綱村が没収したという。すると,ここにいう弁慶の薙刀はそれであろう)。」

資料3 佐藤信直著, 日本美術刀剣保存協会宮城県支部編『剣槍秘録』佐藤信直, 1980【K756/サ1】
「巻二」p.111「一四四 一 弁慶御長刀/銘国重/長」
※巻頭の「序文」に「この秘録本は寛政元年に(中略)伊達家の蔵刀の目録に,寸法のみならず外装由緒伝来を加えて御刀奉行佐藤東蔵が編集したものの複写本であり,(後略)」とあります。

資料4 仙台市博物館[編]『仙台市博物館収蔵資料目録 13 伊達家寄贈文化財(美術工芸・書跡)』仙台市博物館, 2005【K025/セ2-2/13】
「資料目録」-「2. 工芸」-「武器武具」-「刀剣類」の項
p.23「番号:29/資料名:長巻/数量:1振/銘:朱漆銘「三尺晴雪利用君子身(花押)」「伝言武蔵坊者之眉尖刀也 蔵于武軍也亦久矣回記」/時代:室町(天文)/形質:目釘穴1/寸法:刃長97.4 総長195.8/備考:?(銀),黒漆塗鞘柄・伊文1-工-武具-刀剣-1」
※凡例に「7. 備考は,原則として付属品・箱書・箱番号・修理記録・旧目録番号の順に記載し,また適宜参考となる事項を記載した。」とあります。

資料5 仙台市博物館編『仙台市博物館図録 1』仙台市博物館, 1972【K708/セ1/1】
「工芸」の項
ページ付なし「長巻 Long-handled sword/長 97.4/銘 3尺晴雪利用君子身(花押) 伝言武蔵坊者之眉尖刀也 蔵于武軍也亦久矣回記/朱書の銘があり,それによるとこの長巻は武蔵坊弁慶の用いていたものと伝えられていると記されている。弁慶が討死した平泉は,江戸時代仙台藩の領内となっているので,弁慶の遺品が伊達家に献上されたとも考えられ根拠のない言い伝えではないが,作刀の技法などから判断すると,室町時代天文ごろの作と考えられる。板目鍛,大乱れ刃でいかにも剛壮な作風をもつ。江戸時代には,伊達家の行列の際に,必ず飾りとして押し立てて歩いたので有名である。」
※写真が掲載されています。

資料6 仙台市史編さん委員会編『仙台市史 特別編3 美術工芸』仙台市, 1996【K225/セ1-13/24】
「2 近世」-「四 伊達家をめぐる美術」-「2 武器 伊達家の刀剣と火縄銃」-「1. 伊達家の刀剣」の項.
p.241「(前略)伝弁慶所持の長巻(図269)は,所持者と制作年代が合わないが,領内に平泉が含まれるための伝承であろうと思われる。(後略)」
※p.242に「図269 長巻 仙台市博物館所蔵」として写真が掲載されています。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
金工芸  (756 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
刀剣--日本
伊達(家)(仙台藩)
弁慶(ベンケイ)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
社会人
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000233650解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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