レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/11/21
- 登録日時
- 2019/03/31 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:40
- 管理番号
- M19030118304938
- 質問
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中国料理の食器(ラーメン丼や皿など)についている模様についてわかる子ども向けの資料はないか。
- 回答
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①には、「ラーメンどんぶりの秘密」というコラムがあり、「八卦(はっけい)」、「竜(りゅう)」、「双喜(そうき)」の3つの模様が紹介されている。「八卦」については「四角い渦巻き」、「クモの巣を描いたもので、魔除けの模様。」、「竜」については「中国の皇帝の紋章で、皇后の鳳凰とついになっている。」、「双喜」については「結婚式の新郎と新婦の喜びを表している。だから、喜ぶという字が二つならんでいるのである。」と記載がある。そして、「ラーメンどんぶりの模様は、実に縁起の良いもの」と記載されている。
②には、「ラーメンの丼のふちには「雷文」のもようがえがかれている。」と記載がある。また、「雷文」については「雷は、激烈な自然現象であることから、古代から世界各地で神様と結びつけて考えられることが多かったようです。もようとしては、角型のうず巻きとしてあらわされる「雷文」が古く、古代中国の青銅器などに使われています。これは雷の光をかたどったものとも、竜のもようから変化したものともいわれています。」、「日本には、雷文が奈良時代に伝えられたといわれています。」と記載がある。
③には、「雷文はもっとも古い文様のひとつです。中国では3000年以上まえから使われてきました。そう!あのラーメン丼のぐるぐる模様も雷文です。雷の力で、天の水はあふれ出し、地をうるおすのだと考えられました。」と記載がある。
④には、ラーメン丼の模様について「中国から来た雷」との記載がある。
※国立国会図書館のレファレンス協同データベースで「中国料理」、「皿」というキーワードで検索すると、東京都立中央図書館の「双喜」についての事例がヒットする。大人向けの資料だが、「双喜」が中国料理の鉢や皿に使われていることがわかる資料が紹介されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- グラフィックデザイン.図案 (727 9版)
- 参考資料
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①高村忠範『大好き?食べ物情報図鑑 1 ラーメン』 汐文社,2004,87p. 参照はp.68.
②『和の文化をうけつぐ日本の伝統もよう 2 風景・もののもよう』 汐文社,2018,47p. 参照はp.11.
③下中菜穂『こども文様ずかん』 平凡社,2010,39,8p. 参照はp.11.
④谷山彩子『文様えほん』 あすなろ書房,2017,47p. 参照はp.5.
※国立国会図書館レファレンス協同データベース
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&lsmp=1&kwup=%E5%8F%8C%E5%96%9C&kwbt=%E5%8F%8C%E5%96%9C&mcmd=25&mcup=25&mcbt=25&st=score&asc=desc&oldmc=25&oldst=score&oldasc=desc&id=1000001884
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①高村忠範『大好き?食べ物情報図鑑 1 ラーメン』 汐文社,2004,87p. 参照はp.68.
- キーワード
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- ラーメン
- どんぶり
- 模様
- 文様
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2019030118350704938
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 中学生, 小学生(高学年), 小学生(低学年以下)
- 登録番号
- 1000254189