レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年2月5日
- 登録日時
- 2017/04/23 17:56
- 更新日時
- 2017/04/30 09:04
- 管理番号
- 岩手-286
- 質問
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解決
「遠野物語」の「語り部」は、いつごろから始まったのか。
- 回答
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◆『近代日本への挑戦』石井正己∥編 遠野物語研究所∥編 三弥井書店∥発行 2009年
⇒p.153~206「特集 遠野の語り部たち」
“メディアの場で昔話を語ることは、明治四三年に『遠野物語』が発刊された時からあったわけではありません。その歴史は意外に新しく、昭和四五年の岩手国体開催からといっていいでしょう。遠野が『遠野物語』の価値を発見し、町づくりの原点に据えたことと深く関わっています。
遠野では昔話を語る人を「語り部」と呼びますが、それは北川ミユキさんや鈴木サツさんの活動に始まります。”(p.153「語り部の誕生」より)
このほか、昭和45年岩手国体開催を背景とした「遠野物語」の観光資源化と語り部について書かれた下記資料を紹介。
◆『遠野物語の100年 その誕生と評価』遠野市立博物館∥発行 2010年
⇒p.54~55「遠野からの発信」
◆『図説遠野物語の世界』石井 正己∥著 河出書房新社∥発行 2000年
⇒p.90~97「遠野の語り部たち」
◆『日本昔話の構造と語り手』川森博司∥著 大阪大学出版会∥発行 2000年
⇒p.181~205「観光の場のなかの昔話と語り手―岩手県遠野の事例から―」
◆『昔話と観光 語り部の肖像』石井正己∥著 三弥井書店∥発行 2012年
- 回答プロセス
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(1)「遠野物語」に関する資料を調査
(2)『近代日本への挑戦』で語り部の第一人者として紹介されていた北川ミユキ・鈴木サツに関する資料を調査
(3) 遠野と観光について書かれた資料を調査
- 事前調査事項
- NDC
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- 伝説.民話[昔話] (388)
- 観光事業 (689)
- 参考資料
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『近代日本への挑戦 遠野物語と21世紀』
石井正己・遠野物語研究所∥編 三弥井書店 2009
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010466910-00 , ISBN 9784838231836 (当館請求記号:K/382.122/キン/) -
『遠野物語の100年 その誕生と評価』
遠野市立博物館 2010
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I036155504-00 (当館請求記号:K/382.122/トオ/) -
『図説遠野物語の世界』
石井正己∥著 河出書房新社 2000(ふくろうの本)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002995456-00 , ISBN 4309726445 (当館請求記号:K/382.122/イシ/) -
『日本昔話の構造と語り手』
川森博司∥著 大阪大学出版会 2000
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002952827-00 , ISBN 4872590686 (当館請求記号:K/388.1/カワ/) -
『昔話と観光 語り部の肖像』
石井正己∥著 三弥井書店 2012
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023380581-00 , ISBN 9784838232208 (当館請求記号:K/388.122/イシ/)
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『近代日本への挑戦 遠野物語と21世紀』
- キーワード
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- 遠野物語
- 語り部
- 口承文芸
- 町おこし
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000215276