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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000057738
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2009-016
事例作成日
(Creation date)
2009/04/21登録日時
(Registration date)
2009年09月09日 02時11分更新日時
(Last update)
2009年09月17日 09時11分
質問
(Question)
『木村仙秀集 6』(青裳堂書店 1983)p9に掲載されている、正木四郎左衞門の浅草海苔の商標について、出典もしくは現物の所在を知りたい。版木等の情報でもよい。
回答
(Answer)
出典、所蔵、版木等に関する情報は見あたらなかった。
回答プロセス
(Answering process)
『木村仙秀集 6』の記述から著者が蒐集、参考とした以下の資料を調査したが、当該商標に関する記述は見あたらず。
p4の「「集古會誌」乙巳第一号(明治三十八年一月発行)に、故岡田村男氏が商牌集を掲載するに当たって」とあり。

『集古』(復刻雑誌)の第2巻-3巻までに「商牌集」が収録されているが該当の商標はなし。
p5に「その後林氏が、同誌に続商牌集を掲げたが、両三回にして中止されたのが惜しきままに、安田文庫其他諸家襲蔵のものによって、昭和八年五月から「集古」に続々商牌集と銘打って載せ始めた。」とあり。

『集古』(復刻雑誌)第4巻-7巻までに「続商牌集」「続々商牌集」が収録されているが該当の商標はなし。
p5に「岡田氏はこれに鑑みて、其の所蔵の、屋代弘賢の蒐集と思はるる帖中の一部を復刻して、明治四十三年に至るまで同誌上に連載し、これに簡明な解説をされた。然るに同氏歿後に、林若樹氏がこれに補訂を加へ、『紫草』(江戸商標集)と題し、集古叢書の第二編として刊行したのは、大正五年の春であった。」とあり。

『紫草』は県立未所蔵だが、国会図書館でマイクロフィルムを所蔵。掲載されている商標は(復刻雑誌)『集古』に掲載されている商標とほとんど同じではないかと推測される。
p10に引用のある『浅草寺誌』(金竜山浅草寺)にはp41〈浅草海苔〉の項があるが商標の所在については記述なし。
p5に「更に林氏の商牌集中の、亀戸の臥龍梅の板木が、幸に手元に移管されたのを交へ、「骨董集」所収の米まんぢうの商標を、参考にもと転載し、即ち「江戸時代商標集」と標題を附して前例のまま解説を試みたが」とあり。
「江戸時代商標集」は木村仙秀氏が木村捨三という名で編著している資料で、国会図書館等所蔵。
国会図書館には調査依頼はしていない。

商標に名前がある「正木四郎右衛門」と「浅草海苔」について以下の資料を調査したが、当該商標の出典及び所蔵に関する情報は見あたらず。
別の商標が掲載されていた資料が2点あり。
『江戸町人の研究 3』(吉川弘文館 1975)
p431-550「江戸買物独案内」のp478に「正木四郎右衛門」の商標の図があり。ただし、質問の図とは異なる。

『江戸買物独案内』(文政7年刊国立国会図書館蔵本の複製)
p129に「正木四郎右衛門」の商標の図があり。ただし、上記『江戸町人の研究 3』所収と同一のもの。
p375にはこの図は初刷りと思われる国立国会図書館所蔵の資料をもとに、故浜田徳太郎氏所蔵本と製紙博物館(現在の紙の博物館)所蔵本を対照したとの解説があり。
 
以下の資料には商標の掲載はなし。
『江戸町方書上 旧幕府引継書1 浅草』(新人物往来社 1987)
p368に「正木四郎左衞門」の名があるが、商標の情報はなし。
『台東区史 通史編2』(台東区 2000)
p605「海苔屋」の章に「正木四郎右衛門」の名があり。「正木四郎右衛門の先祖が「浅草海苔」の創始者と伝える」とあるが、商標の情報はなし。
『町人文化百科論集 3 江戸のうつりかわり』(柏書房 1981)
p181に〈浅草海苔の起り〉(岡村金太郎著)の項があるが、商標の情報はなし。
『大日本地誌大系 1 御府内備考』(雄山閣 1970)
p321に「正木四郎左衞門」の説明があるのみで商標の情報はなし。
「浅草海苔」(岡村金太郎 博文館 明42:川越市図蔵)
p283に「正木四郎左衞門」の説明があるのみで商標の情報はなし。
『江戸砂子 沾凉纂輯』(東京堂出版 1976)
p57、348に浅草海苔についての簡単な解説があるのみで商標の情報はなし。
『浅草海苔盛衰記 海苔の五百年』(成山堂書店 1989)
「正木四郎左衞門」に関する記述はなし。
『海苔の歴史』(全国海苔問屋協同組合連合会 1970)
p134-135「2 浅草ノリ商由緒書」に「正木四郎左衞門」の名前および正木屋の由緒書の記載があり。
p1384-1385「海苔の歴史年表」に1624~43「(寛永年間)この頃から浅草材木町の正木屋四郎左衛門は植木販売のかたわらノリを売り始めた(正木家由緒書) 1687(貞享4年) 正木四郎左衛門寛永寺二代大明院宮から東叡山御用を仰せつかった。1690(元禄3年) 正木屋東叡山御用看板を許される。」との記述があり。
雑誌『歴史読本 2008年7月号』
p28に「続・再現!!江戸名所図会」として浅草海苔関連の記事があるが、商標の情報はなし。
『大日本人名辞書 3』(講談社 1978)
p2111「ハナレゴマ シロザヱモン 放駒四郎左衛門」の項に「江戸の園芸家、四郎兵衛の孫、初めて浅草海苔を製す」とあるが商標の情報はなし。
 
商標、看板などに関する以下の資料を調査したが、当該商標の出典及び所蔵に関する情報は見あたらず。
『日本のしるし 3』(岩崎美術社 1973)
『江戸の商標 双書美術の泉 71』 (岩崎美術社 1987)
『日本のしるし 2』(高橋正人 岩崎美術社 1973)
『江戸看板図譜』(三樹書房 1977)
雑誌『広告批評 1994年3月号』
『日本民俗図誌 7 生業篇』(村田書店 1978)
『全国商標・社章図鑑 改訂』(学窓社 1965)
『日本商標大事典』(商標研究会 1959)
『日本庶民生活史料集成 30 諸職風俗図絵』(三一書房 1982)

インターネットに公開されている商標の画像を調査したところ、国立歴史民俗博物館のデータベースに以下の2点が見つかる。2点とも同一のデザインで、質問の商標とはデザインが異なる。
《国立歴史民俗博物館蔵「懐溜諸屑」データベース》に収録されている商標
資料番号     表題・資料名称             作成
H-1492-8-121  東叡山 御用 御膳新海苔      浅艸雷神門前 正木四郎左衛門
H-1492-25-76  浅草雷神門前 正木四郎左衛門  浅草雷神門前 正木四郎左衛門
いずれも菊の紋入りのデザイン。
http://www.rekihaku.ac.jp/up-cgi/login.pl?p=param/futo/db_param2009/6/5 最終確認)

以下は国立歴史民俗博物館ホームページの当データベースの解説を引用
全28冊になる貼交帳『懐溜諸屑』について、そこに添付された資料一点ずつの画像に詳細な書誌データを付したもの。「懐溜諸屑」は、序文によると入船扇蔵が長年収集してきた様々な刷物などを柳屋秀岱が帳面に貼り付けたものとなっており、天保から安政にわたる時期の約3,400点にものぼる瓦版・商標などが貼付されている。その内容は、寄席や歌舞伎に関するもの、火事や安政大地震に関するもの、店舗の商標や見世物の引札など多岐にわたっており、社会的・文化史的研究に多くの素材を提供するもの。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
水産基礎学  (663 9版)
研究法.指導法.技術教育  (507 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
浅草海苔
商標
正木 四郎左衞門(マサキ シロウザエモン)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
所蔵機関調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000057738解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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