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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000175146
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2015-003
事例作成日
(Creation date)
2014年06月19日登録日時
(Registration date)
2015年05月28日 11時57分更新日時
(Last update)
2015年06月30日 13時05分
質問
(Question)
富岡製糸工場の女工の待遇について書かれた資料があれば、借りたい。
回答
(Answer)
比較的多くの記述があった以下の資料を紹介した。
『官営富岡製糸所工女史料』(たかせとよじ著 たいまつ社 1979)
 県別に工女の聞き書きや資料をまとめたもので、当時の工女の様子が分かる。
『富岡製糸場事典』(富岡製糸場世界遺産伝道師協会〔著〕 上毛新聞社 2011)
 p146-173「工女の暮らし編」に「工女の就業時間」「工女の給料と等級制」「工女と規則」等の項目あり。
『富岡製糸場誌 上』(富岡市教育委員会 1977)
 p321-380「第2章第2節 製糸工女の雇入れ」工女募集に関する史料が掲載されている。「資料142 女工場略則」などあり。
 p849-916に「第6章 富岡日記」(下記参照)あり。
 p935- 第8章の新聞記事に、工女に関するものが散見される。
 p1131- 「第9章 工女の思い出(ききがき)」あり。作業時間や工場内の生活、給料等の様子が分かる。
『官営富岡製糸場工女取締青木てる物語 養蚕と蚕糸』(新田文子著 新田文子 2014)
 p36-40「「てる」の取締役就任と工女たちの日々」に簡単な記述あり。 
『日本庶民生活史料集成 12 世相』(谷川健一〔ほか〕編集 三一書房 1971)
 p425-473「富岡日記」(和田英)
 解題に「(前)編は、明治六年に(中略)官立富岡製糸場に入場して工女となり、翌七年に退場するまでが記され、(後略)」「工場の日本人幹部と工女の待遇における差別、(中略)盆踊りを通しての抵抗などに近代女性への自覚が窺える。」とあり。
『尾高惇忠』(荻野勝正著 さきたま出版会 1984)
 p267-277「工女の情況」
『甘楽富岡史帖 みやま文庫 124』(今井幹夫著 みやま文庫 1992)
 p109-122「富岡製糸場」
 p119-121 工女の待遇について詳細あり。
『製糸労働者の歴史』(楫西光速〔ほか〕著 岩波書店 1955)
 p17-26「最初の大工場─富岡製糸場」
 p21-25 労働時間や賃金等、待遇について解説あり。
『富岡史』(富岡史編纂委員会編 名著出版 1973)
 p735「工女寄宿舎規則と給料が決定された」規則の内容や金額の記載あり。
 p792 三井経営時代の「職工平均日給」「就業時間及び休日」「工女雇入の方法と満期手当」「寄宿舎及賄」「工女預金」「皆勤賞与及盆暮賞与」の記載あり。
回答プロセス
(Answering process)
自館目録を全項目〈富岡製糸場〉で検索し該当資料を確認した他、「富岡日記」、初代工場長尾高惇忠に関する資料や、群馬県および富岡市の関係資料を確認した。

回答資料以外の調査資料で記述のあったものは、次のとおり。
『ふたつの製糸工場 富岡製糸場と碓氷社 第57回企画展』(群馬県立歴史博物館 1997)
 p36「女工の活躍」待遇についての記述なし。
『在来技術改良の支えた近代化 富岡製糸場のパラドックスを超えて』(松浦利隆著 岩田書院 2006)
 p208「工女の活躍」詳しい待遇の記述なし。
『富岡製糸場総合研究センター報告書 平成24年度』(富岡市 2013) 
 岡野雅枝著「富岡製糸場における女子労働者の教育・教養習得機会の変遷」所収
 工女の補修教育(基礎的な教養を身につける)と工女余暇学校(小学校に相当)についての考察。
『日本史こぼれ話 近世・近代 続々』(笠原一男、児玉幸多編 山川出版社 2003)
 p156-157「富岡工女の心意気」に簡単な記述あり。典拠は和田英著「富岡日記」
『絹ひとすじの青春 『富岡日記』にみる日本の近代』(上条宏之著 日本放送出版協会 1978)
 p9「寄宿所に入る」部屋の割り当てなどの記述あり 
 p112「絹ひとすじの青春(1)伝習工女たちの労働条件」
 p133「山口県工女の優遇」
『製糸工女のエートス 日本近代化を担った女性たち』(山崎益吉著 日本経済評論社 2003)
 内容:西洋の技術を認めつつも日本の道徳を持ち、製糸場で気高く在り続けた工女たち。和田英の『富岡日記』『富岡後記』を繙(ひもと)きつつ、近代日本の出発点で展開された製糸業を中心としたエートスに耳を傾ける。
『製糸同盟の女工登録制度 日本近代の変容と女工の「人格」』(東条由紀彦著 東京大学出版会 1990)
 p18「登録制度とは、前年ある経営へ五日以上就業した女工(「旧権利女工」と呼ばれた)、及びその年の新規契約者(原則として契約日の前後に関わらず先に登録した工場に権利が生じ、これを「新権利女工」と呼んだ)を登録し、これをその経営の「権利女工」として、その年度に他経営がこれを雇用することを禁じ、これを破った経営(女工にではない)に対して、〝違約処分〟として厳しい処分を加える制度である。」
 p225「労働諸条件」として女工の労働条件について記述あり。
『製糸女工の教育史』(花井信著 大月書店 1999)
 女工は教育を受けにくい状況があったという内容の記述あり。
『尾高惇忠 郷土の先人』(荻野勝正著 博字堂 1995)
 p22-31「父と娘(尾高惇忠と尾高ゆう)─富岡製糸場長として尽力」工女に対する知育・徳育について記述あり
『郷土群馬の歴史』(井上定幸編 ぎょうせい 1997)
 p344-347「官営富岡製糸場と新町屑糸紡績所」
 p345「入場期間は「一ヶ年以上三ヵ年迄」が原則であった」
『製糸 近代化の礎』(群馬県立日本絹の里 2000)
 p24「官営富岡製糸場」の項に「しかし、工女は思うように集まらず、半強制的に集められ」とあり。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
製糸.生糸.蚕糸利用  (639 9版)
労働経済.労働問題  (366 9版)
参考資料
(Reference materials)
『官営富岡製糸所工女史料』(たかせとよじ著 たいまつ社 1979)
『富岡製糸場事典』(富岡製糸場世界遺産伝道師協会〔著〕 上毛新聞社 2011), ISBN 978-4-86352-056-1
『富岡製糸場誌 上』(富岡市教育委員会 1977)
『官営富岡製糸場工女取締青木てる物語 養蚕と蚕糸』(新田文子著 新田文子 2014)
『日本庶民生活史料集成 12 世相』(谷川健一編集 三一書房 1971)
『尾高惇忠』(荻野勝正著 さきたま出版会 1984)
『甘楽富岡史帖 みやま文庫 124』(今井幹夫著 みやま文庫 1992)
『製糸労働者の歴史』(楫西光速著 岩波書店 1955)
『富岡史』(富岡史編纂委員会編 名著出版 1973)
キーワード
(Keywords)
富岡製糸場
女性労働
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000175146解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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