レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/12/18
- 登録日時
- 2016/12/19 00:30
- 更新日時
- 2017/01/04 14:23
- 管理番号
- 1000000910
- 質問
-
解決
琉球王府から中国への紅花の貢納について知りたい。
- 回答
-
以下の資料を提供した。
①
『街道の日本史 56』(吉川弘文館、2005.4)
p80 「明清への朝貢品でやや変わったものに紅花がある。琉球国内での紅花の産出に関する最古の記述は、『朝鮮王朝実録』の一四九七年条に、多良間島から首里王府へ紅花を貢納していたというものである。琉球産の紅花が、明国への朝貢品として登場するのはかなり遅れて、一六〇四年からであるが、その後は皇帝の即位時など不定期に朝貢品(紅花一〇〇籠)に充てられていた。」の記述がある。
②
『琉球王国海上交渉史研究』(岡本 弘道 著、榕樹書林、2010.3)
p227-229 「1 中国への朝貢品・頒賜品と交易品」の項目で、p228 「…一六世紀中葉以降は南海産品の減少が著しく、代わりに土夏布・芭蕉布(土蕉布)・紅花など域内産品が登場する。」の記述がある。
③
『地域研究 No.1』(沖縄大学地域研究所 [編]・刊、2005.6)
p91-103 「档案に見る琉球の清朝への貢品リストその一 孫薇」の論文で、p93-94 「2-1-1. 順治登極への尚質からの慶賀」(1654年)の項目で、「紅花」の記述がある。
④
『中世南島通交貿易史の研究』(小葉田 淳 著、刀江書院、1993.11)
「特殊進貢物表 其四」で、「紅花 萬歴一五 一〇〇 萬歴二四 二〇〇 萬歴三三 二〇〇」の記述がある。
⑤
『黎明期の海外交通史』(東恩納 寛惇 著、琉球新報社、1969.4)
p290-294 「四 向国用の渡清」の項目で、p290-291 「康煕三年二月十五日附尚質の表文(宝案)に出してある進貢品目によると…紅花 二〇〇?…」の記述がある。
⑥
『琉球王国評定所文書 第二巻』(琉球王国評定所文書編集委員会 編、浦添市教育委員会、1989.1)
p394 「一本紅花縮緬壱端…午七月十八日」の記述がある。
p396 「一 紅花 種子五升計…午七月十八日」の記述がある。
→ 進貢船仕出日記
⑦
『琉球王国評定所文書 第15巻』(琉球王国評定所文書編集委員会 編、浦添市教育委員会、2000.3)
p379 「一紅花七万斤…右之通当秋走接貢船より産物方御注文品如斯御座候。以上。酉八月。」
→ 産物方日記
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 工芸作物 (617 8版)
- 参考資料
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- 1 街道の日本史 56 琉球・沖縄と海上の道 吉川弘文館 2005.4 K68/TO59 p80
- 2 琉球王国海上交渉史研究 岡本 弘道∥著 榕樹書林 2010.3 K200.4/O42 p227-229
- 3 地域研究 No.1 沖縄大学地域研究所∥[編] 沖縄大学地域研究所 2005.6 K377/O52/1 p91-103
- 4 中世南島通交貿易史の研究 小葉田 淳∥著 刀江書院 1993.11 K204/KO11 特殊進貢物表 其四
- 5 黎明期の海外交通史 東恩納 寛惇∥著 琉球新報社 1969.4 K204/H55 p290-294
- 6 琉球王国評定所文書 第二巻 琉球王国評定所文書編集委員会∥編 浦添市教育委員会 1989.1 K205/R98/2 p394,396
- 7 琉球王国評定所文書 第15巻 琉球王国評定所文書編集委員会∥編 浦添市教育委員会 2000.3 K205/R98/15 p379
- キーワード
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- 紅花
- 貢納
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000203581