レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年12月07日
- 登録日時
- 2017/09/23 13:01
- 更新日時
- 2018/03/08 16:53
- 管理番号
- 吹-10-2017-001
- 質問
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解決
大阪万博(1970年開催の日本万国博覧会)開催時の1969年12月から1970年9月まで設置された阪急電車「万国博西口駅」(ばんこくはくにしぐちえき)の場所が知りたい。地図か場所の特定につながる写真はないか。
- 回答
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写真はないが、場所については下記の資料より確認することができる。
『100年のあゆみ 部門史』(阪急阪神ホールディングス株式会社グループ経営企画部(広報担当)/編集 阪急阪神ホールディングス 2008.3)
p.45「開催前年の1969(昭和44)年11月10日に営業開始」、「千里線南千里―北千里駅(南千里駅から2.2km地点)に設置」と記載あり。
開催当時のガイドブック
『万国博への招待 たのしい会場ガイド』(毎日新聞社/編 毎日新聞社 1970)
折り込み「会場の配置図」に駅の記載あり。
国道171号線へとつながる道路に沿って設置されていた模様。
現在の住宅地図より
『ゼンリン住宅地図大阪府吹田市 2 北部』(ゼンリン 2017.1)
p.8-9 縮尺1:17000の地図があり、南千里駅から北上した2.2km地点を推測できる。
- 回答プロセス
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当館所蔵の大阪万博、阪急電鉄、電車関係の資料を調査した。
以下は場所の特定にはつながらないが、万国博西口駅の写真が掲載されていた資料。
『100年のあゆみ 通史』(阪急阪神ホールディングス株式会社グループ経営企画部(広報担当)/編集 阪急阪神ホールディングス 2008.3)
p.92「千里線に新設した万国博西口駅(1969年11月10日-1970年9月14日)」ホームの写真。
「万国博西口駅から会場へと向かう人波(1970年)」
※この2枚の写真は『75年のあゆみ 写真編』(阪急電鉄株式会社/編集 阪急電鉄 1982.10)p.102-103にも掲載されている。
『75年のあゆみ 記述編』(阪急電鉄株式会社/編集 阪急電鉄 1982.10
p.74-75 回答の『100年のあゆみ 部門史』の記述に加え、駅のホームの形(相対式2面)と長さ(有効長145m・7両編成用)、幅員(上り6.7m、下り7.1m)の記載あり。また「上り下りホームの連絡用に幅員6mの跨線橋、改札口と跨線橋間をつなぐ幅員6mの架道橋それぞれ設置された。万国博西口駅と西ゲートを結ぶ連絡人道橋は、千里2号線をまたぐ長さ110mの橋で、両側に千里ニュータウン、前方正面に色とりどりのパビリオンが一望でき、万国博のアプローチにふさわしい近代的なデザインがほどこされていた。」と記載あり。「出札口付近」と「人で埋まった会場へのブリッジ」の写真が載っている。
『阪急京都線・千里線』(生田誠/著 彩流社 2013.12)
p.68 「山田駅のルーツは臨時駅として置かれた万国博西口駅で、臨時駅の南側約800メートルの場所に開業した」と記載あり。駅、連絡橋、ホーム、駅付近の写真が載っている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 鉄道運輸 (686 8版)
- 団体 (606 8版)
- 参考資料
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阪急阪神ホールディングス株式会社グループ経営企画部 (広報担当) 編 , 阪急阪神ホールディングス株式会社. 100年のあゆみ 部門史. 阪急阪神ホールディングス, 2008.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009306188-00 -
毎日新聞社/編 , 毎日新聞社. 万国博への招待 : たのしい会場ガイド. 毎日新聞社, 1970.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I012167039-00 -
吹田市2(北部) 201701. ゼンリン, 2017. (ゼンリン住宅地図. 大阪府)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I027843025-00 , ISBN 9784432431267
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阪急阪神ホールディングス株式会社グループ経営企画部 (広報担当) 編 , 阪急阪神ホールディングス株式会社. 100年のあゆみ 部門史. 阪急阪神ホールディングス, 2008.
- キーワード
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- 万国博西口駅(ばんこくはくにしぐちえき)
- 大阪万博
- 阪急電鉄
- 大阪府(おおさかふ)
- 吹田市(すいたし)
- 日本万国博覧会
- 阪急電車
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000222342