レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年9月1日
- 登録日時
- 2013/02/01 09:34
- 更新日時
- 2020/01/31 09:44
- 管理番号
- edo2012-02
- 質問
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解決
江戸時代、節分に年越蕎麦を食べることがあったか?
- 回答
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まず、『日本の食文化大系14そば通』(東京書房社・1985年)p123に年越蕎麦を「節分の夜に食う慣例がある」とあります。これには節分蕎麦という言い方があり、新装版『蕎麦辞典』(東京堂出版・1996年)に「年越しそばといっても差支ない」「大晦日そばの年越しそばと区別すべき」「節分そばを食べる地方は相当に多い」といったことが書かれ、『蕎麦の事典』(柴田書店・1999年)には「本来はこの節分そばを「年越しそば」といい、「大晦日そば」と区別される」とあります。さて、太陽暦を使っている現代では節分は立春の前日の2月3日(頃)と決まっていますが、江戸時代の暦は太陰太陽暦であり、節分が12月中になることもありました。『蕎麦 江戸の食文化』(岩波書店・2001年)p203に江戸時代は「節分が本当の年越しとの考え方もあったので」とあり、『大坂繁花風土記』(文化11年)からの引用で「十二月三十日 晦日そばとて、皆々そば切く(喰)ろふ。当月節分、年越蕎麦とて食す」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 年中行事.祭礼 (386 9版)
- 食品.料理 (596 9版)
- 参考資料
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- 『日本の食文化大系14そば通』(東京書房社・1985年)
- 新装版『蕎麦辞典』(東京堂出版・1996年)
- 『蕎麦の事典』(柴田書店・1999年)
- 『蕎麦 江戸の食文化』(岩波書店・2001年)
- 『江戸っ子はなぜ蕎麦なのか?』(岩崎信也著 光文社 2007年 3838/197/007 p.125-128)
- キーワード
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- 蕎麦
- そば
- 節分
- 年越
- 大晦日
- 年越しそば
- 節分そば
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- ※関連リンク (社)日本麺類業団体連合会 https://www.nichimen.or.jp/(2019/2/1確認)「麺類雑学辞典」に年越しそばについて解説あり。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000127730