レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/01/20
- 登録日時
- 2010/01/05 02:27
- 更新日時
- 2024/03/30 00:33
- 管理番号
- M09031512387459
- 質問
-
岡山の青江ウナギについて知りたい。
- 回答
-
資料①『飲食辞典』によれば「青江ウナギ」は、岡山市の南方児島湾内の河口にあたり、淡鹹(かん)水の交流するところの産とある。資料②『岡山県大百科事典』によれば、岡山市青江付近で獲れるというのではなく、旧藩時代からこの一帯のウナギの漁業権が青江の漁民にあったことから、この名が付いたと説明がある。また、八浜ウナギなども、「備前ウナギ」の最良品とされてきたが、なかでも頭が小さく腹が豊かで、緑がかった青い背のものが味がよいとされ、青江のものは「青江のアオ」と呼ばれて業者間でも最上品とされた。資料③『岡山の味風土記』には、日本一の岡山のウナギ「青江鰻」が最上品である理由や日本一を決めた品評会の話、岡山県令であった高崎五六が全国に広めた話、小松原荘二(こまつばらしょうじ 1812-1879年)という青江の人物が、勤倹力行して青江ウナギを上方へ送り名声を博した話など、青江うなぎに関する様々な逸話を載せている。資料④、⑤の本山荻舟の著書にも青江うなぎのことが昔から大阪の市場で幅をきかせた上級品として紹介されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 家政学.生活科学 (590 9版)
- 参考資料
-
-
資料①本山荻舟著『飲食辞典』平凡社,昭和33年,参照はp57-61
資料②岡山県大百科事典編集委員会、山陽新聞出版局企画編集『岡山県大百科事典 上巻』山陽新聞社,昭和54年,参照はp29
資料③岡長平著『岡山の味風土記』日本文教出版,昭和61年,参照はp62-82
資料④本山荻舟著『日本食養道』実業之日本社,昭和13年,参照はp353-362
資料⑤本山荻舟著『飲食日本史』青蛙房,昭和31年,参照はp241-245
-
資料①本山荻舟著『飲食辞典』平凡社,昭和33年,参照はp57-61
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2009031512395587459
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000061545