レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年11月22日
- 登録日時
- 2015/11/22 16:02
- 更新日時
- 2016/02/26 13:54
- 管理番号
- 151122001
- 質問
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解決
トイレットペーパーの幅はなぜ11.4cmなのか
- 回答
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トイレットペーパーを日本で生産するため最初に導入された加工機の寸法が41/2インチであったため、この紙幅が定着し、現在最も普及している寸法である。『紙・パルプ』
第二次世界大戦後、静岡県富士市に設立された新橋製紙がトイレットペーパ―の試作に成功し、正式発売を予定していた時、駐日アメリカ軍から引き合いがあり、昭和24年から納入が始まった。納入した時の寸法が幅3寸8分(11.4cm)×長さ210尺(63.5m)だったため、この紙幅が定着し、当時から標準となったものとされる。この寸法はヤード・ポンド法になおすと、4.5インチ×250フィートとなる。この4.5インチ(11.4cm)はアメリカのトイレットペーパーの仕様をとりいれたもので現在でも大半がこのサイズとされる。『トイレットペーパーのはなし』
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- パルプ.製紙工業 (585 9版)
- 参考資料
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神谷すみ子 著 , 神谷, すみ子. トイレットペーパーの話 : 再生紙使用が地球を救う. 静岡新聞社, 1995.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002458771-00 , ISBN 4783812381 -
日本規格協会 編 , 日本規格協会. JISハンドブック 紙・パルプ 2015. 日本規格協会, 2015.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025990598-00 , ISBN 9784542183315
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神谷すみ子 著 , 神谷, すみ子. トイレットペーパーの話 : 再生紙使用が地球を救う. 静岡新聞社, 1995.
- キーワード
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- トイレットペーパー
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 日本のトイレットペーパーの嚆矢とされる土佐紙会社芸防工場製のトイレットペーパーの幅は5インチ1/4(13.3cm)でこれは原紙のまま神戸の島村商会へ納品し、そこで巻加工を行い、外国航路の汽船に積み込まれたとされる。商標名は「Rising Sun」『トイレットペーパーの話』
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000184318