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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000254015
提供館
(Library)
大阪府立中之島図書館 (2120002)管理番号
(Control number)
6001037513
事例作成日
(Creation date)
2019/03/01登録日時
(Registration date)
2019年03月27日 00時30分更新日時
(Last update)
2019年04月06日 00時30分
質問
(Question)
今宮にあった大阪燐寸電光株式会社について知りたい。
回答
(Answer)
「大阪燐寸電光株式会社」について調べたところ、次の資料に記載がありました。

・『明治大正大阪市史 第2巻 経済篇』(大阪市役所/編纂 日本評論社 1935)
「第5章 工業 第4項 燐寸工業」の項があり(p.584-591)、次の記述がありました。
「而して日清戦争後斯業は更に飛躍的に発展し、大阪燐燧株式会社・大阪燐寸電光株式会社・昌盛製燐株式会社(以上29年創立)(中略)等の大工場も起された」(p.587)
なお、日本の燐寸工業は、明治40年頃から中国の台頭により打撃を受け、明治39年に製造戸数49・職工数6639人を数えた産業規模も、大正15年には製造戸数7・職工数263人となり(p.589-590)、「従来大阪市内に盛んなりし斯業が漸次中河内郡に移り、大阪の問屋の統轄の下に、家内工業式経営が復活するに至りしこと之である。即ち大正15年に於いては(中略)大阪市では株式会社公益社大阪工場及深澤燐寸製造工場その他二・三の工場が纔かに大阪燐寸の余燼を保つに過ぎない有様となった」(p.590)

・『西成区史』(川端直正/編集 西成区市域編入四〇周年記念事業委員会 1968)
「第1編 総説 第5章 明治時代」の「2 明治時代の当区の発展」の節に「主な製造工場(明治43年末現在)」の表があり(p.40-41)、大阪燐寸電光株式会社の記載がありました
「[製造工場]電光社 [所在地村名]今宮村 [工場持主]大阪燐寸電光株式会社 [創業年月]29.7 [職工]男子45・女子76 [工産品名]黄燐マッチ製造」(p.40)
『今宮町志』(今宮町/編纂 大阪府西成郡今宮町残務所 1926)には記載は見当たりませんでした。なお、今宮町が大阪市に編入されるのは1925(大正14)年4月1日です。

・『近代大阪の歴史的展開』(大阪歴史学会/編 吉川弘文館 1976)
武知京三「明治初期・在阪燐寸製造工業経営の一展開」(p.139-176)に次の記述がありました。
p.147 「大阪燐寸電光株式会社」西成郡今宮村、明治29年3月創設、社長 古市弥兵衛、取締役 吉村直之助 近江源兵衛、監査役 浅岡儀兵衛 大村勝兵衛。
p.173 明治34年段階における株式会社組織によるマッチ会社として存在していたことが書かれています。

以下、商工名鑑・工場名鑑で確認した資料をお知らせします。
・「日本全国諸会社役員録. 明治30年」(国立国会図書館デジタルコレクション)(2019年2月28日確認)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/780112/173
172コマに「大阪燐寸電光株式会社」が掲載されています。「国立国会図書館デジタルコレクション」では「日本全国諸会社役員録. 明治29年」も閲覧可能ですが、そちらには記載されていないようでした。

・『大阪府下会社組合工場一覧 明治37年』(大阪府 1905)
「燐寸及附属品」の項(p.128-132)があり、「大阪燐寸電光」が掲載されています。
「大阪燐寸電光工場 [主要製品]燐寸 [工場所在地]西成郡今宮村 [創業年月]明治29.2 [職工人員]男73・女65 [持主]古市弥兵衛」(p.131)

・「日本燐寸界名鑑 明37.3」(国立国会図書館デジタルコレクション)(2019年2月28日確認)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/901348/93
93コマに「輸出燐寸製造業 大阪電光燐寸株式会社」が掲載されています。社長が「古市弥兵衛」氏で、西成郡今宮村ですので、おそらく「大阪燐寸電光株式会社」のことかと思われます。

・『大阪府下組合会社銀行市場工場実業団体一覧 大正3』(大阪府内務部 1915)
「燐寸導火線」の項(p.431-433)があり、「大阪燐寸電光」が掲載されています。
「大阪燐寸電光株式会社 [主要製品]黄燐燐寸 [工場所在地]西成郡今宮村 [創業年月]明治29 [職工人員]男98・女109 [原動力-電気力・瓦斯力]機数1・実馬力5 [工場主]大阪燐寸電光株式会社」(p.432)

・「日本全国諸会社役員録. 第26回 大正7」(国立国会図書館デジタルコレクション)(2019年2月28日確認)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/936468/267
267コマに「大阪燐寸電光株式会社」が掲載されています。次の「第27回」以降の版では「大阪燐寸電光株式会社」は見つけられませんでした。

・『大阪府下商工業者一覧 [大正9年]』(大阪商工倶楽部 1920)
「発火物製造」の項(p.550-553)に以下の記述があります(p.552)。
「大阪燐寸電光株式会社 [製品]燐寸 [所在地]西成郡今宮村今宮 [創業年月]明治29.3 [職工]男29・女292 [動力]個数2・馬力10.5 [工場主]加納楢太郎」
「大阪燐寸電光株式会社第三工場 [製品]燐寸製造 [所在地]龍華村安中 [創業年月]大正6.8 [職工]男32・女55 [動力]個数2・馬力10.5 [工場主]社長・加納楢太郎」

・『大阪府全管工業一覧 [1921]』(大阪府産業部工務課/編纂 大阪産業社 1922)
「発火物之部」(p.240-242)に燐寸工業の工場が掲載されていますが、この中に「今宮」の「大阪燐寸電光株式会社」は含まれていません。
ただ、以下の工場が掲載されていましたので、お知らせします。
「大阪マッチ電光舎 [工場事業場所在地]中河内郡龍華村安中 [工場事業場主]加納藤右衛門 [創業年月](空白) [主要製品]燐寸 [職工]男35・女60」

・『大大阪営業大観』(大大阪営業調査会 [1924])
「燐寸製造及販売業」の項(p.909-910)があり、「大阪燐寸電光株式会社」の記載がありました。
「大阪燐寸電光株式会社 東成郡天王寺村字内ヶ墓195 戎242」(※最後は電話番号)

・『大阪市工場一覧 大正13年』(大阪市役所産業部 1925)
「燐寸製造業」の項(p.140-141)に5つの工場が掲載されていますが、「大阪燐寸電光株式会社」は記載されていません。

〔事例作成日:2019年2月28日〕
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
燃料.爆発物  (575 10版)
参考資料
(Reference materials)
明治大正大阪市史 第2巻 大阪市役所∥編纂 日本評論社 1935
西成区史 川端/直正∥編集 西成区市域編入四〇周年記念事業委員会 1968
近代中小企業構造の基礎的研究 武知/京三∥著 雄山閣 1977
ヒストリア 複刻版 大阪歴史学会 柏書房  3巻
大阪府下会社組合工場一覧 大阪府  明治37年
大阪府下組合会社銀行市場工場実業団体一覧 大阪府内務部  大正3
大阪府下商工業者一覧 大阪商工倶楽部  [大正9年]
大阪府全管工業一覧 [1921] 大阪府産業部工務課∥編纂 大阪産業社 1922
大大阪営業大観 大大阪営業調査会 [1924]
大阪市工場一覧 大阪市役所産業部  大正13年
近代大阪の歴史的展開 大阪歴史学会∥編 吉川弘文館 1976
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
大阪,人物・団体
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000254015解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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