レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/02/02
- 登録日時
- 2014/06/12 18:44
- 更新日時
- 2014/09/19 11:44
- 管理番号
- 埼浦-2014-014
- 質問
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解決
日本の鉄鋼産業について、1935年(昭和10年)から戦後(昭和20年代位)までの日本全国の銑鉄生産量を知りたい。
上記のデータに加え、その時期の鉄鋼産業についての記述もあり、一度に参照できる資料がみたい。
- 回答
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該当の記述のあった以下の資料を紹介した。
『日本鉄鋼史』(小島精一、日本鉄鋼史編纂会編 文生書院)
昭和24年7月より昭和28年5月までの4年間に手書騰写わら半紙の資料を大正篇に続き、昭和篇を3分冊に分け、昭和2~22年の鉄鋼産業について詳述されている。
昭和第1期篇上・下は昭和2年~12年、昭和第2期篇は昭和12年~22年について記述あり。
『日本鉄鋼史 昭和第1期篇上』(小島精一、日本鉄鋼史編纂会編 文生書院 1984)
p195「本邦鉄鋼需給(内地及朝鮮・台湾)」に銑鉄の昭和6年から11年までの生産量がでており、
p196に(註)「製鉄業参考資料」十三年版による」とある。
またp201に日本内地のみの需給状況として銑鉄の昭和7・9・11年の生産量がある。
『日本鉄鋼史 昭和第2期篇』(小島精一、日本鉄鋼史編纂会編 文生書院 1985)
p544に銑鉄の昭和16~20年の生産量がある。
『日本戦時鉄鋼統制成立史 立命館大学経営学部研究叢書 1』(長島修著 法律文化社 1986)
日本戦時下の鉄鋼の歴史についての資料。
p3 「国内銑鉄生産輸出入」として1930年~42年の合計生産高あり。
『日本製鉄株式会社史』(日本製鉄株式会社史編集委員会 1959)
昭和9年~25年の日本製鉄株式会の社史。
p540に昭和9~24年の銑鉄の生産高あり。
- 回答プロセス
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統計資料、ビジネス支援コーナーの書架を調査した。
自館所蔵のNDC分類〈564〉の書架を検索した。
銑鉄生産量のみの記述があった資料
『日本長期統計総覧 2』(日本統計協会 2006)
p367 鉄鉱生産量および生産額あり。紙版は昭和20年~、CD版は昭和元年~のデータあり。
『製鉄業参考資料 昭和32年総括篇』(日本鉄鋼連盟 1958)
p154に大正元年~昭和32年の銑鉄の生産量あり。統計の基礎的資料。
『日本鉄鋼史 昭和第1期篇上』のp201と同内容で、日本内地の状況のみあり。
『統計からみた日本鉄鋼業100年間の歩み』(鉄鋼統計委員会 1970)
p3に大正元年~昭和32年の銑鉄の生産量あり。
その他調査済み資料
『鉄鋼業界大研究』(小泉俊一郎著 産学社 2007)
『銑鉄と鋳鉄 日本鉄綱全書 1』(青木猪三雄、鳥取友治郎著 鉄鋼と金属社 1960)
『釜石製鉄所七十年史』(富士製鉄株式会社釜石製鉄所編・刊 1955)
『日本製鉄史論集』(たたら研究会編・刊 1983)
- 事前調査事項
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『日本の工業化と鉄鋼産業』(岡崎哲二著 東京大学出版会 1993)には該当の時期については言及されていなかったとのこと。
- NDC
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- 鉄鋼 (564 9版)
- 参考資料
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- 『日本鉄鋼史 昭和第1期篇上』(小島精一、日本鉄鋼史編纂会編 文生書院 1984)
- 『日本鉄鋼史 昭和第2期篇』(小島精一、日本鉄鋼史編纂会編 文生書院 1985)
- 『日本戦時鉄鋼統制成立史 立命館大学経営学部研究叢書 1』(長島修著 法律文化社 1986) , ISBN 4-589-01264-2
- 『日本製鉄株式会社史』(日本製鉄株式会社史編集委員会 1959)
- キーワード
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- 鉄鋼業
- 鉄鋼
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000154215