レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2013/12/31 19:36
- 更新日時
- 2014/05/28 19:03
- 管理番号
- OSPR13050024
- 質問
-
解決
第2次世界大戦後から現代に至るまでの、日本の鉱石を獲得するための資源外交(国、民間とも)について、通史的にまとめたものを紹介してもらいたい。
特に鉱山開発の際にどのような手段がとられたか、現地政府や企業との関わりがわかるものがあればなおよい。
- 回答
-
1冊の本としてまとまったものは大阪府立図書館所蔵の資料にはありませんでしたので、外交史および鉱石・鉱山関係の資料から記述のあるものをご紹介します。(特記なしは中央図書館所蔵です。最初に※印のある資料は館内閲覧のみになります)
『西オーストラリア‐日本交流史』(デイビッド・ブラック/ほか編著 日本評論社 2012.2)第4部「鉱山開発と貿易」に、主に鉄鉱石について日本と西オーストラリアの係わりが書かれています。
『鉱物資源論』(志賀美英/著 九州大学出版会 2003.3)の第14章が「日本の鉱物資源政策」となっており、海外資源探査についても少し触れていますが、国内事情もふまえた章のため具体的な開発事例などはあまり書かれていませんでした。
『男たちの世紀-三井鉱山の百年』(三井鉱山 1990.5)の第7章4「海外資源を求めて」で、昭和30年から平成元年までの三井鉱山の海外活動が書かれています。
『三井金属新生への挑戦』(渡部行/著 東洋経済新報社 2000.4)2「海外展開の成果」で三井金属が係わった、ぺルーのワンサラ鉱山、パルカ鉱山にについて書かれています。
『新世紀に飛翔する三菱マテリアル』(渡部行/著 東洋経済新報社 1996.12)第2章「製錬と資源開発」で三菱マテリアルが係わった、アメリカのチノ鉱山、チリのエスコンティーダ鉱山、オーストラリアのマッカーサーリバー鉱山、カナダのハックルベリー銅鉱山について書かれています。
※『住友金属鉱山二十年史』(住友金属鉱山 1970.11)【中央・中之島両図書館所蔵】「第一〇章第一節「海外鉱源の拡充」で、昭和35年から45年までの住友金属鉱山の海外活動が書かれています。
※『創業100年史』(古河鉱業 1976)【中之島図書館所蔵】「海外鉱石の確保」という項目で昭和30年代から48年くらいまでの古河鉱業の海外活動が書かれています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 金属工学.鉱山工学 (560 8版)
- 参考資料
-
- 『西オーストラリア‐日本交流史』(デイビッド・ブラック[ほか]編著 日本評論社 2012.2) (191-254)
- 『鉱物資源論』(志賀美英/著 九州大学出版会 2003.3) (213-242)
- 『男たちの世紀-三井鉱山の百年』(三井鉱山 1990.5) (367-379)
- 『三井金属新生への挑戦』(渡部行/著 東洋経済新報社 2000.4) (31-41)
- 『新世紀に飛翔する三菱マテリアル』(渡部行/著 東洋経済新報社 1996.12) (45-54)
- 『住友金属鉱山二十年史』(住友金属鉱山 1970.11) (254-260)
- 『創業100年史』(古河鉱業 1976) (652-653)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000142906